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前に進めなくなった時、もうどこにも行けないのではないかという気持ちになる。けれど、何も持っていない時や、何も知らない時、そういう時に人は道を作り始める。何かを諦めた時、新しい扉が開く。

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心の細胞も生まれかわる。生き物のからだと同じだ。強くなっていくとは限らないけれど、強くならなくてもすむほうが本当は幸せだ。何度も夜を過ごし季節を重ねるごとに、自分の心を労る術を知ってゆく。それだけでよいと思う。

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いろいろな思考が飛び交う中で、そのどれに巻き込まれるかを選びとる。正解もなく自由だけれど、ただでさえ濁流のような物質にもまれているのだから、非物資の領域では安らげるもの、静かなものを選べば、心穏やかにいられるだろう。

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ゼリーの中を泳ぐような夢が、ずっと続いている。その中で手に入れたものと失ったものは、きっとそんなに違わない。忘れたら消えるところなどはそっくりだ。いっぱいいっぱいなのを隠した心を乗せて、今日も毎日は進む。終わらないグラフィックの終わりを探して。

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人の波でがんじがらめになって、あなたが埋もれてしまう。人波に埋もれるのではなく、外に気をとられたあなたの意識に。自分に恋して引き揚げられることは稀だ。けれど誰も頼れない。本当は全ての人が、自分を引き揚げるべきだから。
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