空と宇宙の間に漂う過去から未来の私の中から、サンプルをひとつ選んだ瞬間、それは嘘に変わる。それでも、無限の幻が楽しくて、手当たり次第に端から順に、紙屑へと変えてゆく。あなたの望みは何ですか。これに似たものに違いないと思ったのですが、違いましたか。私はまっすぐ進んだつもりで、けれど逆方向だったなら。本当は逆方向だったから、だから私は、あなたに切り捨てられますか。