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182

覚えていることは大切だけれど、忘れてしまっても残るものは、きっとあなたを強く支えてくれる。そして今もあなたは、忘れたけれど大切な何かに、きっと支えられている。歩いてゆくことは簡単だ。誰かに何かを差し出せば、やがてそれらが巡り巡って道になる。

181

理想の風景がある時に、それが手に入らなくても、その理想があるというだけで救いになることもある。人の心を支えるものの大きさは関係ない。そして大きなものはいずれ小さく、小さなものはいずれ大きくなる。

180

一粒の透明な結晶にあなたの1日が詰まっているとして、その純度を上げるにはどうすれば良いだろう。何かを減らせばいいだろうか。何かを増やせばいいだろうか。増やすなら美しいものがいいだろう。ものとは勝手に増えてゆくもので、水も空気も淀むと濁るものだから、減らすことを考えたほうが、バランスとしてはきっと良いのだろう。

179

手に入れたものが幻想でも、そこに至るまでに足掻いた道筋は無くならない。右か左か選んだという、ただそれだけのことでも積み重ねだ。あなたが出会った人が正解でも、優しくしようとしたことが不正解でも、選んだ結果は必ず、次の何か違うものを運んでくる。

178

月日はなるべく何も残らずに過ぎ去った方がいい。いろいろなものに目移りすると、何が大切か分からなくなるからだ。周りに何もないことに納得して、それでも最後に残ったものの、重さで心を計って歩いてゆきたい。
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