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243

周りを諦めた時、芯が自分のところに戻る。周りを諦めるというのは、がっかりするとか、がっかりされるとかの感情が鍵になりやすい。そう考えられれば、孤独も悪いことばかりじゃない。

242

人の営みを、ただ眺めていられる幸福。ひとつの個を与えられて、それでもばらばらにはならない、ぎりぎりの穏やかな実験。虚空に生まれた感覚を分け合うシステムが、神さまの安らぎの一欠片(ひとかけ)になりますように。

241

束の間、真実に辿り着くような夜がある。星の流れる音の中で深い息をするような。そしてその時、大抵は一人きりだ。

240

弱った時にできなくなったことは、しなくてもいいことだ。落ち込むたびに人は生まれかわる。最後の朝日に照らされた習慣は、完成された瞬間で満ち溢れている。

239

心の呼んだものが、目の前のスクリーンに現れる。だから自分を大切にしたいなら、あまり周りを責めないで。良いものが見えればあなたが良い存在だとか、悪いものが見えれば悪い存在だとか、そういうことではない。向き合ったものはあなたの精神を記号化したもので、そこにはあなた自身を知るヒントだとか、もっと楽に生きるコツだとか、あなたを苦しめる何かの姿だとかが映っていて、それらをあなたが認識しただけで、あなただけの映像はかたちを変えてゆく。
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