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335

遠くに何かを求めても、何も無い。今あなたの世界に無いということは、「それ」は存在しないということだ。逆に、ほんの少しでも、あなたの日常にあなたの望む何かを引き込むことができれば、あなたはそれの存在を、宇宙に証明することができる。

334

苦しみも薬になる。けれども、薬だけでは人は生きていけない。光や水や、食物や休息が必要だ。ずっと泣いていてたまに笑う生活に、もしも慣れてしまっているのなら、生きることの単純な要素をもっと突き詰めて構わない。悩むことより、ぼんやりすること。暴れることより、休むこと。我慢することより、息をすること。「薬」を求めるのは、暮らしが落ち着いたらで構わない。ずっと笑っていて、たまに泣く。本当はそのくらいで調度良いのだ。

333

生き物は誰も、リズムの中で生きている。宇宙もまた、呼吸をしている。全体とひとつの間に光の糸を張った時、神様のフラクタルは目を覚ます。

332

何かを忘れている気がする。「これさえあれば生きていると言える」と思えるような、何かがあったはずなのに。そしてそれは、そこにある本でも、床でも、ましてやそれを眺める私自身でもなかったはずだ。物質ではなくて、行動だったはずだ。

331

未来に手を伸ばすのは、生きているものの本能だ。君を捕えたいと思うのもきっと、だから逃れられない感情だ。何かから強制的に目を逸らさせる程の強い力は、正しくなくても生きていく上では、きっと必要なのだろう。例えば、死ぬときは命のことで頭がいっぱいになるのと同じように。
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