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031四段目

※なんか続いてしまってちょっと先をどうしたらいいか困っている。


☆ロイさん沈没メロメロ大作戦詳細。

その1
いつもの31には無いメニュー、クレープを探し求める旅に無理やり連れて行く。→すなわちデート

その2
他に食べたい物がないか探りつつ、わざと遠目の場所を選んでロイさんと休日に出かける。→私服でデート。31以外にも繋がりを

その3
麗しのバラエティパックを購入して、心行くまでアイスクリームを堪能する会をロイさん家で開く。→自宅わかったらこっちのもん

その4
ロイさんの誕生日が判れば、憧れのアイスクリームケーキを購入し、2人だけの(ここ大事なポイント)誕生日会に持ち込む。出来ればロイさん家で。→誕生日に独占

思い付くままに作戦を書き連ねてみたけど、オレの中に何かを食う以外の戦法は無いのか?。あまりにも色気が無さ過ぎてへこむ。
でも、アイスクリームという『状態が限定される食べ物』の特色をうまく使わない手は無いと思うんだ。オレの考える色気でロイさんが釣れる訳もねえし。
この中でもバラエティパックでアイスクリームを存分に堪能!、勿論ロイさん家でってのはかなり確率高いんじゃないかなあ。

本日もラブポーションサーティワン。恋に落ちた俺は、ロイさんを思い出すようについこれを頼んでしまう(5月に入ってラブストラックチーズケーキが終了したからって簡単な理由もある)。ここにいれば偶然会えるかもしれない。そう思うとつい31に払う金が増えていく。

悩むオレの背後で、女子高生らがきゃあきゃあとうるせえ。駅向こうの学校の奴らかな。聞きたくなくても丸聞こえの会話に、思わず手が止まる。
どうやらそのうちの一人は学校の先生に惚れていて、既に恋の駆け引きがあるらしいのだ。

『でさー、パソコンばっか見てるからぁ、あんま無視してるとキスするよーって』
『えーマジで言うの?』
『したら、お前に出来んのか?って笑われてぇー。でもあいつマジやばいって。絶対誰かとヤってるよー』
『顔があり得なくない?』
『でもさあ、性格ちょーヤバーい!』

うわああ。恥じらいの無い会話に俺が照れる。でも、それくらいやんなきゃ駄目なのかな。ロイさんは「あんまりそっち向いてたら、キスするよ?」なんてオレに言われて楽しいだろうか。まずロイさんに放っておかれる事がないんだけど。
あ、ホワイトデーに二人きりの教室でお返し貰った話とかしてる。いいなあそういうの。オレとロイさんが出会ったのはそんな楽しいイベントが既に終わった後だったから、羨ましい。
ロイさんからなら、オレは言われたら嬉しいけどな。『あんまり携帯ばかり弄ってたら、キスするよ?』とかさ。

「…う、あああぁあぁおあ……っ!!!!!」

うっかりロイさんのいい声で脳内再生してしまった。真っ赤な顔をノートに突っ伏しておでこでごりごりする。いかんこんな、けしからん…!!!。
チョコっぽいフレーバー食べた後だから、余計に鼻血吹きそう。とにかく計画を詰めて夏にはデートを繰り返すんだ。お祭りは絶対に一緒に行きたいから、スケジュール帳に印つけて待機してんだから。
ロイさんは浴衣も似合いそう。堪えながらふひふひ笑ってたら、隣の人が逃げるように席を立った。これ以上の営業妨害は申し訳ないので、とけかけたアイスクリームをきれいに平らげて自分を落ち着かせた。
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