金と権力を、貪る神様。

この前、歩さんに私は学生の頃に異性と性的関係を持つことはなかったのか聞かれたのをふと思い出した。
その時はぽろっと、神様がそう教えたから、と言ってしまった。
あまり話したくないけど、いずれかは宗教に漬けられてた過去を話さなきゃいけないのかな。

てか普通に考えて、未成年の学生の頃なんて何かやらかしたら親が全責任を取らなきゃいけないわけじゃん。
それをわかってて、しかも子供生んだら莫大な金と時間を食われると分かっているのに、無責任にセックスするか??
私はできない。
責任とれないから。
責任取れないし責任取りたくないから二十歳まで守り抜いた。

それが理由。

もう一つの理由。
それはね、
聖書には婚前前交渉固く禁止されててね、欲を貪るだけの性交は汚らわしいものとされててね、同じ宗教の人以外とは結婚してはいけないと、洗脳されて生きてきたからなんだよ。

それが今でも私の頭の中を取り払い切れてない蜘蛛の巣のように張り付いて離れないんだ。

さて、私は歩さんにどっちを説明したらいい?

バカ正直にいうか?

それでもいいか。

私はこの人の世の権力者のための宗教の残った鎖から速く解き放たれたいんだ。

神が、人が作った権力者のための神が、そう仰ったから、私は、二十歳過ぎるまで、貞操を守り続けただけです。
それが、神が望むことだったから。

そしてそれは彼女との約束だったから。


重い話は、映画でも見ながら話せばいいや。

私の人生を邪魔する人が作った神様と、私の人生が台無しになります様にと祈る母から早く解き放たれたい。