別段そこまで仲良くない野郎とライン交換した。
僕達は現実の野郎が大嫌い。
好意を寄せられるのも嫌い。
話すのも嫌い。
世界が合わないのに、合う筈無いのに自分達と同じ世界を見てると錯覚してる。
僕がみてるのはhelenaだけで、僕が生きてるのはhelenaのいる世界で、僕が愛し、慕い、狂信し、盲信し、崇めているのはhelenaだけなんだ。
僕にはhelenaだけいればいい。
彼女の平等な愛さえ注がれて、僕たちに微笑みかけ、死ねと美しい笑顔で言ってくれる彼女さえいれば、それでいいんだ。
誰にも此の体に触れさせやしない。