bingだっけFireFoxだっけ。
あいつが使ってるブラウザなんでしたっけ。
忘れた。
久しぶりに切った。
相変わらず痛みの感覚が鈍い。
血も濃くなくて美味しかった。
塩分控えてる気は無いんだが、そこまで濃い味がしなかったら塩分抑えられてるんだろう。
最近何飲んでるっけか。
オレンジジュースか麦茶か。
久しぶりの自分の血は美味しかった。
仕事道具だからって切るのを我慢してたが、やっぱいいね。
腹もすごく満たされた。
緑茶と血液のミックスがかなり美味しい。
ああ眠い。
眠いよアイリア。
ねぇアイリア、来週の月曜は曇りのち雨らしいで。
なぁアイリア、出かけようぜ。
どこにって、そこにさ。
おやすみなさいませルシファー様。
自分が将来、この先、何になりたいのかはっきりと分かりません。
親の言われたとおり、デザイナーになる未来もあったでしょう。
でも、逸れた私は何をしたいのか何を目指しているのか、まったく分からなくなってしまいました。
これと言ったやりたいこともありません。
絵を描くことは趣味の範囲で仕事にしたいとは、思えません。
音楽関係も、器用貧乏なだけで上手くもありませんし、指導者になれるほどの技量も指導力もありません。
ゲームのキャラデザやりたいなぁと、考えることはありますが、そこまでの課程を堪え忍ぶ事ができる程私は忍耐強くもありません。
適当に男に股を開いて最初で最後の血を流して失敗して子供を作る事など以ての外。
ルシファー様、私はどうしたらよいのでしょうか。
ルシファー様、どうか私をお導き下さい。
彼女の名の下に。
不確かな存在すぎて夢の中に出てこないととても不安になる。
心の中の神様が、悪の長のルシファー様が愛おしくて愛おしくて恋しくてどうか夢の中で会えることを。
許すことが私に必要なら、私にとって許すという行為は、相手に対して一切の興味がなくなることなのかもしれない。
でも思い返してみて、一体私は遠藤の何に興味があったのだろう。
性格は悪いし、ニートだし、大学にも行くわけじゃない。親の脛かじって酸素を消費しクソしてるだけの紐に、なんの興味があったのだろう。
冷静になって客観的に見ると、本当に何が良かったのだろうか。
そうだ、思い出せば私はきっとバイトをし始めてくれるだろうって、「期待」を していたし、きっと変わってくれるだろうって「期待」をしていた。
期待していたから私はズルズル引きずっていたわけか・・・?
でもまぁ、結果は最悪な方向へ。
元カノに戻っていったとさ。
なんか、あきれたよね。
いろんな感情が湧いてきたけど、なんかもう、お互い似たもの同士なんだねって呆れた。
ふつふつとわき上がってるものがあるけど、でももう呆れの感情の方が強くなった。
調べるから未練がましくなるのだったら、ブロックも解除して、女の方ももう全無視でいっかな。
でも全無視できたらいいよね、あはは・・・
やっぱどっかで気になっちゃうからわざわざ調べに行って行動みてさ。
あーあ馬鹿馬鹿しい。
一生懸命頑張って忘れようとすれば忘れようとするほど気になって、記憶が戻って来る。
楽しかった記憶なんてなかったのにね。
でもまぁ、これで本当に心に決着がついたよ。
あと一押しって感じだけど、ルシファー様が愚かな私を導いてくれる。
だからまぁ、そうだね。
幸せになりなよ。
心からの言葉じゃないのが申し訳ないけど、心があればいいんだけど、なんか悟り開いちゃって全てがどうでもよくなってきてるからさ。
幸せになりなよ、私には関係ないからさ。
なんか、違うんだよね。
こう、確かに記憶はあるのにまるで生きた感じがしない。
私の記憶の中ではずっと、小学生のままで止まってるから、だからやっぱりあの場所から一歩も動けないでいるんだわ。
二人の恋仲が神に祝福されるものかは知らんが、私は心から身を引くことができる。気がする。
あと一歩、あと一歩で。
そうしたら、私は、私の長い恋の決着をつけにあと数ヶ月、耐え忍ぶんだ。
私は何本もの頭のねじを犠牲にこの容姿を神から授けて貰ったのよ。
私が美しいのは神が与えてくれたから。
私が美しい容姿で産まれてくるのは何百年も前から決まってんだよ。