持久力のない体力だから、土曜2時まで働いたのきつかった。
その次の日歩さんとご飯行く約束自分から取り付けたのに、起きたとき体は痛いし、特に背中が重く痛くてどうしようもなかった。
1週間ぶりに会えたのにバイバイした1時までテンションは上がらなかったし。
tkmの話とか持ち上げられたけど、gnj以上に一番触れられたくないんだけど、すっげぇカマかけられた。
嫉妬深いのはわかった。だけど、後ろめたすぎるからあまり触れられたくない。逃げるのも何かあったんだなと思われるし、実際何もなかった。おっぱい触られたぐらいだわ。
そんなの付き合う前で、付き合ってからは誰も連絡取ってないし、客のおさわりぐらいで、普通の男は私の体に誰一人触ってないんだからノーカンだろ。
だからって言う言わないは私に権利があるわけだし…後ろめたすぎるけど…。
でも言いたくないものは言いたくない。知ってほしくない。
この背中の痛みと寝ても寝ても取れない疲れとだるさ、多分風邪ひく前兆だと思うからとりあえずはじっとしとく。
28日、歩さんと遠出するからその日精神状態と体調をそこそこにしておきたい。
取り敢えずは東京を練り歩くってプラン。
今は気分が上がらないからすごくだるい、と思ってるけど、行きたくない。とは思わない。
歩さんの優しさにどっぷり甘えてるなぁ。
栄養のあるものが食べたい。
ああ…
会えるのは再来週の土曜日。私に給料が出て、中村さんも給料が出てお互いいいタイミング。
ツツジが咲いてるからツツジ見に行きたいんだよね。
首の痕はもうとうに消えてしまったんだろうな。
ああそうだ、あたしね、やっぱり縛られるのも自分の気が乗らないときに連絡取り合うのも嫌だわ。
私の大切な何もない私だけの日、私が私のために時間を使える大切な大切な時間。そんな時間をどれだけ好きな人だろうが邪魔されるのは腹が立つ。
私の時間。
私の時間なの。
貴男は介入しないで。
たかが彼氏の分際ででしゃばるな。
放っておいてくれ。放っとくから。
貴男の時間に私は介入しないからどうか、会う日か、私が心底寂しくなった時まで連絡は待ってほしいなぁって今度言おうか。
魂の薄い人だからうっすらとしか匂いがしない。
幻嗅とかじゃない。本当に匂うの。そこにいない人の匂いが。
夢にも出てこないから、気絶して寝てるんだろうな。
私なんであんな不細工選んじゃったんだろう。
本当、見ていられないほど不細工なんだ。
でも私よりも心が健康的なんだ。腹立つよな。
こんなにも美人に生まれてきたのに、心は膿んでる。膿んでるどころか、いまだに生傷ふさがってない。
なのに、なのにあんな不細工のほうがまだ私より健全な心なんだ。
哀れなのは本当は自分何だけどね。
何が言いたいかって私の時間を阻害しないでくれ。
それだけ。
タランテラは、やっぱり中村さんのことが気に入らないみたい。
気に入らなくていいけど、何がそんなに駄目なのだろうか。
僕は気に食わなというだけで、理由を説明してくれない。
だけど、なぜか6月のジメジメとした雨のイメージが出てくる。どんよりとした重い空と、しとしとと降る雨。生ぬるい風と、雨に濡れる蔓草。
幼い私。
そんなイメージが浮かび上がるんだ。
期待にも似ている。
でも其の雨は期待したけど裏切られたイメージだ。
そんなの欲しくない。そう言ってる。
愚直で、真っ直ぐで、平々凡々の中の平々凡々で、可もなければ不可もない、何もない普通の男なのに。
煉獄の炎に燃やされるのはどちらかと聞いた。
私はもう、あの馬鹿な娘が燃やされてるから気は抜けねど、横たわらせることは無いと言われた。
その代わり、男の方が横たわるかもな、て。
どちらにせよ、死別か、交際の解消以外で悲しむことや痛むことがなければいいんだ。
最近と言っても、付き合ってまだ一ヶ月も立ってないが、あまり彼女等に頼らなくなった。良くない兆候だよな…。
今は良けれど、未来がどうなるかわからない。
この先も一緒にいたいと願うなら、確実に今のスタイル変えるべきなんだろうな。
私は、前の男に比べたら全然会いたいと思うし、好きだと言えるし、ハグもキスもしたいと思える。
そかには確かに私の私自身の意志がある。
私が選び、私が決め、私が買ったと言う事実がある。
できるなら、シナリオに定められた終わりの日まで、どうか円満な関係で居続けられますように。
中村さんは仕事は素晴らしい人間なんです。
かわいいと思ってしまうのも、口にしちゃうのも。
だってあんなにもかわいいのよ。物欲しそうに私を見つめて口付けてやれば貪るように食らいついて。
こんなにもかわいい人がどこにいるの。
コラムでは男はかっこいい、女はかわいいと言われる方がお互い気分がいい的なことかいてあったけど、そんなの人それぞれでしょう。
でもさすがにおとといの私のかわいいシンデレラはなかったかな。あれは失言だと思うけど、思ったことをそのまま口にだしちゃったのだからしょうがないじゃない。
そう思ったの。
私にとってはかわいいシンデレラなの。
週5で会社に縛られて、ストレスで4時に起きてしまう可哀想な中村さん。
顔面的には私が美女で中村さんが野獣だけど、中身は私が野獣で中村さんが美女(?)だわきっと。
私が全て喰らい尽くしたいの。
骨の髄、血の一滴、残すことも余すこともなく全部すすってやりたい。
かわいいシンデレラは私じゃない。
キスしてもキスしても足りないの。
血管が密集してて噛みついたら美味しいジュースがあふれてくる。
首元に噛みついて皮膚を吸い上げて私の物だと痕を残す。
彼女たちに見せつける為に。
中村さんの首元には私の痕が残ってるかしら。
そう、中村さんの言う分に大学生のころのバイト先の年上の先輩に筆おろしされたといわれた。
けど、中村さんがそんなリスキーなことするのだろうかとなんだかポジティブに考えてる。だって付き合ってもいない女と中村さんがするとは思えない。誘われたり酒の勢い任せにやられたらまぁ、何とも言えないけど、じゃぁセカンドバージンなわけね?貴男の話によれば。
私はこれが最初で最後にしたいの。
そのジーパンの下にパンパンに膨れ上がったそれが欲しいの。
子供はいらない。
産みたくもない。
産みたくもなければ育てたくもない。愛せない自身しかないから。
でも中村さんと体は交じり合わせたい。
頭の中で自分の無力さが招いた不幸を忘れるなよと言い続けながら、好きだよ愛してると言いながら首に腕をまわして口付けするの。
でもちゃんと好きだよ。
柔軟剤と混ざった貴男の体臭や、その見てられない不細工な顔。
薄くなってる髪の毛も、濃いひげも。
全部全部好きだよ。哀れでかわいそうで、自分の意志なんて犬の餌となって跡形もなく無くなってるそんな中村さんが大好きだよ。
私のかわいいシンデレラ。可愛いかわいいシンデレラ。もろくてすぐ死んじゃうかわいい人間。尊い尊い哀れな人間。
私を人間に堕とそうとする愚かな人間。
次会える日が決まったら、また首元に痕を残してやる。
今回は一つ。次は二つ。
5月いっぱいは私のために。
6月からは貴男の為に。
そう、私は中村さんが何もかも初めてなんだよ。
こなれてるように見えるのは全部こんな仕事の賜物なんだよ。
あとはなんか血がそういうからそれに付き従ってるだけなんだよ。
大好き。
大好き。
大好き。
偽物だけど。