ZOO1






乙一さん読みましたよー

黒乙一と白乙一ってのが
あるんでしょ(・∀・)?

前に読んだ短編は
白だったと思うんだけど。

それが良かったからわたしは白いのが
読みたかったんだけど
この短編集は色んなのが入ってて
読みやすいって書いてあったから
読んでみた‥。

けども………





スゲーな。笑


なんかもう…


もやっとした黒い塊が残る。
読後感が良くないよね。
ちょっと鬱になるよね。


でも引き込まれてー
一気に読んでしまうのだー


それで…なんか最終的に
救いがあるようでないんだな


これからってとこで終わるって言うか…
短編ごとに読み終わったあと
ハア〜ッ(゜Д゜;)てなる。つかれる。
気になる。



短編ひとつずつ感想〜




▽カザリとヨーコ

双子の話。

最後はありがちな感じだけど
ウ!って思った。

なんでこんなに淡々としてるのか…
逆にそこが怖かった。
まあ描写も怖いんだけど。
ホラーとかミステリーとかが
どうも当てはまらない怖さ。



▽血液を探せ!



じいさんの話。

これ好みだったな〜。
スゲー笑えた(´・ω・`)
こういう話もあるんだね!

錆が浮いとるやん!

爆笑だよね(~o~)ww

オチも良かったしね
じいさんの設定が現実離れしてるような
(実際あるのかもしれないけど)

死に向かってるハズなのに
なんでこんなコミカル(笑)

書き方によっては最悪な悲劇なのに
こんな笑い話になるなんて凄い(笑)

オモジ医師が最高。

これかなり好きな話だった〜


▽陽だまりの詩

これがいわゆる白乙一。
切ない系ですね。

これもスキだなあ



「こんなに胸が苦しくなるのなら、心なんて必要ないのに。」


ロボットの話。

ロボットが死を知る話。



唯一 読後感が良かった。





…もっとこういうのが読みたかったのに

9:1でグロ系だったよww



▽SO-far そ・ふぁー



この話もすき!

血液、陽だまり、そふぁー。
この3つが好きかな〜
あ、あと最後の話も。

これは家族の話。

どんな風に進むのかと思いきやね
まったく想像してなかった結末で
ゾッとしました。

もう怖いわ。大人怖いわ。

かなしい話じゃねぇか。

最後から15行ぐらいで
こんなに話が変わってしまうのかと…
わたしにはすごく衝撃的な話でした


ほんと救いがあるようでないな。


▽冷たい森の白い家



グロすぎる。気持ち悪い。
赤松…ってなった。

この話だけなぜか読んだことあって。
途中で思い出したんだけど
あんまり覚えてなかったから
ちゃんと読んだ。

このZOOが赤松の家にあって、
お泊まりの時にちょっとだけ読んだの。
そのときに赤松が
これ読んでみ、って勧めたのが
この冷たい森の白い家なのね。




…なんでこの短編集のなかで
これを選ぶかなぁ……?



って思いましたね。



当時読んだときも衝撃で(特に結末)、
なんじゃこりゃ、って
思った記憶があるけど
こうやって短編集ぜんぶ読むと
ますますなんじゃこりゃ、ってかんじ。

読後感良くないね(笑)

スカッとするんじゃなくて

ウワッてなる。


▽Closet


これは叙述てきな?
ミステリーかね。

まあまあ面白かったけど
わかるっちゃわかるよね
東野さん読み慣れてるから
短編のミステリーとしては
物足りないかなぁ

まあ騙されたけどね?笑



▽神の言葉


これは鬱の話。←


読んでもただ鬱になるだけじゃね?って
ぐらい読後感が悪い。


わたしだけ?


なんか なんなの?って。


一言でいうとクレイジー。


ただ言葉かけるとこ
なんか笑えた。


オオオ…!エエエ……!


みたいなかんじが、ね(笑)

プッ、ってね(^ー^)←




▽ZOO

表題作があったのね。




これはクレイジー2ですね


これも意味がわからず
ただ意味がわからず
意味がわからなかった。

もう なんなん。って。

前半好みの話があっただけに
後半読むのがツラくてツラくて
読みきってもこんなオワリかい!
みたいな肩透かし?をくらいましたね

なんか文章のテンションが
いきなり変わるっつーか
読み方がテキトーなのかわかんないけど
急に状況がわかんなくなったり。
起きたことの前後が…
わかんなくなったり。


最後むりくり終わらせたな、みたいな。
そんなことは無いんだけど
そういう印象になった!



▽SEVEN ROOMS


これは姉弟の話…っていう
簡単な話ではないな。

これがイチバン衝撃だったかなあ
結末に衝撃を受けたんじゃなくて
話自体に衝撃を受けた。

とりあえず恐怖。

つかグロい。


もう怖い。


一番ドキドキしたなあ読むの。

こういうのも悪くないけど
なんかもっとこう…


読んでる間の嫌悪感が
消えなかったというか…

読み終わってから考えると
そんなこともないんだけどね。
結末もなんか凄くて良かったし。
救いがあるようでない感じが。




ていうか一体なんだったのかね。


▽落ちる飛行機の中で

まさに落ちる飛行機の中での話。

これ結構好きだったな

地味に笑える話がいいね。

「漬け物をつけてました」

wwwwww



スキだわ。

セールスマンとの駆け引きも良かった
おもしろかった。


でも消化不良

途中まで良かったのに
これまた最後でテンション変わって
テンションってのも変だけどさ。
最後そんな終わり方にする
必要あったのかな

コミカルちっくなまま終わってくれよ



これは面白かったけど最後に
納得がいかなかった。












というわけで
面白さと鬱さは半々ぐらいかなあ

並び方も微妙だよね

鬱なの並べるなよって言いたいね笑


まーでもこれで
黒乙一にも免疫ついたから
もっと他のも色々読めるかな。

相変わらず一文一文が短くて
読みやすさはイイネ

ただつかれたよ…(笑)




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