2014-10-19 22:03
近藤史恵さん、
サクリファイスの続編のエデンを
読みました〜。
サクリファイスを読んだあと、
読みたいと思っていたんだけど
タイミングを逃してしまっていた作品。
サクリファイス読んだのも
2年前でちょっと忘れてたから
図書館で後半だけ読み直しといたんだけど笑
まあエデン単体でもふつうに楽しめる
物語だったと思う。
サクリファイスの三年後の世界のお話で
舞台はツール・ド・フランスていう
ロードバイクの世界最高峰の大会。
ん〜。面白かった。。さすが。
ロードバイクなんてこれっっっぽっちも
興味はないんだけど、
読んでてつまらないなんてことは
これっっっぽっちもなかったし、
そういうものなんだな〜って
理解できてすんなり読めた。
前回もそうだったと思うけど、
なんで日本ではマイナーでちっとも
知らないはずのスポーツのお話なのに
こんなに引き込まれてしまうんだろうかー
ただ今回はフランス人とか
スペイン人とかイタリア人とか
いろんな国のひとが出てくる分
カタカナの名前(人名やら地名やらチーム名)
が多くて、そのへんはちょっと…
覚えるの苦労したかな
どの名前のひとが優勝候補だ?とか、
チーム名なのかひとの名前なのか?とか
スポーツ用語なのかひとの名前なのかとか笑
そして個人的には
サクリファイスのほうが好きだったかな〜
ミステリー要素が減ったぶん
ふつうのスポーツ小説に近いんだろうけど
それにしては気持ちよくはないと言うか。
ただの爽やかなスポーツ小説でもなく
けどそれほど大きな謎を解くでもなく
でもたしかにロードバイクにたいする
登場人物たちの熱い思いは込められてて
わたしは誓(主人公)のストイック(とは少し違うのかもしれないけど)な姿勢に好感が持てたし
面白かった!読んでよかった。
前作は、越えないけど笑
ロードバイクシリーズは、さらに
サヴァィヴも借りてるから読むの楽しみー!
2014-10-18 22:01
重松清さんの本を久しぶりに読んだ〜。
読書自体がほんっとーーーうに久しぶり。
人間って「不自由」だよなあ。
眠りたくないのに、どうしようもなく眠くなり、なにも食べずにいたいのに、どうしようもなくおなかが空いて、人前で泣くのは恥ずかしいとわかっているのに、どうしようもなく涙が流れてしまう。本当に「不自由」だ。
こども哲学 シリーズの付録についていたお話をまとめた短編集。 久しぶりの読書なもんだから、軽めのやつを読もうかなと思って、イラストつきのこの本を選んでみた。あっさり読めるけど、中身は結構詰まってた。
中盤に入ってる あの町で は
春夏秋冬 あわせてよっつのお話があったんだけど、3年前の震災がテーマになっていて
なかなか、染みるものがあった。。
それ以外はすべて
○○ってなに? ってのが
テーマになっていて
それは よいこととわるいことだったり、
きもちだったり、
自由だったり。
小学生の、道徳の授業とかで
読めそうな本。
でも解答が載ってるわけではないから
読んだ上でどう考えるか なんだな〜
って、哲学の超超入門書ってかんじかな。笑
自由ってなに? が
わたしは一番好きでした。
重松さんの書く文章は
やっぱり好きだな〜と思った
こっちの世界には嫌な「不自由」もたくさんあるけど、気持ちいい「不自由」だっていくつもあるんだ。そんな「不自由」を楽しんで、味わって、生きていける「自由」が、俺にはあるから。