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きみにしか聞こえない

話題:本の感想




だれも傷つかない世界が、早くやってくるといい。オレは祈るように目を閉じた……。







良い話。
泣かなかったけど、せつない。
三作ともよかった。乙一。いいね。
やっぱり黒より白がいい。
すごい綺麗な文章で、心が洗われるっていう表現がしっくりくるかんじ!

ちょっと不思議でありえないような
設定が逆にいいよね


短編集です〜





▽Calling You



「きみはいつも真剣に人の言葉と向き合っているのだと思う。人の言葉に対して、ひとつずつ意味のある答えを返そうとする。だから、多すぎる嘘に傷ついていく。でも大丈夫。その証拠に、ぼくとはちゃんと話しているじゃないか」



これ映画化してるんだね。
ナルミリコ×コイデケイスケ!

ちょっと見たいかも。


やさしい話なんだけど
ラストが壮絶(´;ω;`)せつな!

時間差がそういう風に効いてくるのね〜ってかんじ(´・ω・`)



▽傷─KIZ/KIDS─

これ読んだとき、こんな設定の
映画なかったっけ?って思ったら、
やっぱりそうだった!
小池徹平×玉木宏のやつ!
見たかったやつ!
見なかったやつ!

年齢は設定が違うみたいだけど、
アサトが小池徹平ってぴったり!
純!真!無!垢!

玉木宏もかっこいいし
今度借りてみようっと(~o~)!

この話が3つの中でいちばん好きかなぁ



お前がいつも優しくて、他人のことばかり考えているということが、はるかに多くの人間を暗闇のような場所から救い上げるんだ。



▽華歌


『死という文字と、花という文字は、似ていると思いません?』


はい、騙されたー。
イラストも見事にー。

最後の最後 そんなまさか!
ってびっくりした(笑)

辻村さんで騙され慣れてても
ちっとも見抜く技術は磨かれませんわ
ってかこれはどう考えても
騙されない方がおかしいですけどね笑


華歌ってタイトルが、なんともいい!




読みやすいし良い話なんで
おすすめ〜(`^ω^´)



あ、あとあとがきで笑った!
作者像のイメージ?が
ちょっと変わった!イイネ!笑

ZOO1






乙一さん読みましたよー

黒乙一と白乙一ってのが
あるんでしょ(・∀・)?

前に読んだ短編は
白だったと思うんだけど。

それが良かったからわたしは白いのが
読みたかったんだけど
この短編集は色んなのが入ってて
読みやすいって書いてあったから
読んでみた‥。

けども………





スゲーな。笑


なんかもう…


もやっとした黒い塊が残る。
読後感が良くないよね。
ちょっと鬱になるよね。


でも引き込まれてー
一気に読んでしまうのだー


それで…なんか最終的に
救いがあるようでないんだな


これからってとこで終わるって言うか…
短編ごとに読み終わったあと
ハア〜ッ(゜Д゜;)てなる。つかれる。
気になる。



短編ひとつずつ感想〜




▽カザリとヨーコ

双子の話。

最後はありがちな感じだけど
ウ!って思った。

なんでこんなに淡々としてるのか…
逆にそこが怖かった。
まあ描写も怖いんだけど。
ホラーとかミステリーとかが
どうも当てはまらない怖さ。



▽血液を探せ!



じいさんの話。

これ好みだったな〜。
スゲー笑えた(´・ω・`)
こういう話もあるんだね!

錆が浮いとるやん!

爆笑だよね(~o~)ww

オチも良かったしね
じいさんの設定が現実離れしてるような
(実際あるのかもしれないけど)

死に向かってるハズなのに
なんでこんなコミカル(笑)

書き方によっては最悪な悲劇なのに
こんな笑い話になるなんて凄い(笑)

オモジ医師が最高。

これかなり好きな話だった〜


▽陽だまりの詩

これがいわゆる白乙一。
切ない系ですね。

これもスキだなあ



「こんなに胸が苦しくなるのなら、心なんて必要ないのに。」


ロボットの話。

ロボットが死を知る話。



唯一 読後感が良かった。





…もっとこういうのが読みたかったのに

9:1でグロ系だったよww



▽SO-far そ・ふぁー



この話もすき!

血液、陽だまり、そふぁー。
この3つが好きかな〜
あ、あと最後の話も。

これは家族の話。

どんな風に進むのかと思いきやね
まったく想像してなかった結末で
ゾッとしました。

もう怖いわ。大人怖いわ。

かなしい話じゃねぇか。

最後から15行ぐらいで
こんなに話が変わってしまうのかと…
わたしにはすごく衝撃的な話でした


ほんと救いがあるようでないな。


▽冷たい森の白い家



グロすぎる。気持ち悪い。
赤松…ってなった。

この話だけなぜか読んだことあって。
途中で思い出したんだけど
あんまり覚えてなかったから
ちゃんと読んだ。

このZOOが赤松の家にあって、
お泊まりの時にちょっとだけ読んだの。
そのときに赤松が
これ読んでみ、って勧めたのが
この冷たい森の白い家なのね。




…なんでこの短編集のなかで
これを選ぶかなぁ……?



って思いましたね。



当時読んだときも衝撃で(特に結末)、
なんじゃこりゃ、って
思った記憶があるけど
こうやって短編集ぜんぶ読むと
ますますなんじゃこりゃ、ってかんじ。

読後感良くないね(笑)

スカッとするんじゃなくて

ウワッてなる。


▽Closet


これは叙述てきな?
ミステリーかね。

まあまあ面白かったけど
わかるっちゃわかるよね
東野さん読み慣れてるから
短編のミステリーとしては
物足りないかなぁ

まあ騙されたけどね?笑



▽神の言葉


これは鬱の話。←


読んでもただ鬱になるだけじゃね?って
ぐらい読後感が悪い。


わたしだけ?


なんか なんなの?って。


一言でいうとクレイジー。


ただ言葉かけるとこ
なんか笑えた。


オオオ…!エエエ……!


みたいなかんじが、ね(笑)

プッ、ってね(^ー^)←




▽ZOO

表題作があったのね。




これはクレイジー2ですね


これも意味がわからず
ただ意味がわからず
意味がわからなかった。

もう なんなん。って。

前半好みの話があっただけに
後半読むのがツラくてツラくて
読みきってもこんなオワリかい!
みたいな肩透かし?をくらいましたね

なんか文章のテンションが
いきなり変わるっつーか
読み方がテキトーなのかわかんないけど
急に状況がわかんなくなったり。
起きたことの前後が…
わかんなくなったり。


最後むりくり終わらせたな、みたいな。
そんなことは無いんだけど
そういう印象になった!



▽SEVEN ROOMS


これは姉弟の話…っていう
簡単な話ではないな。

これがイチバン衝撃だったかなあ
結末に衝撃を受けたんじゃなくて
話自体に衝撃を受けた。

とりあえず恐怖。

つかグロい。


もう怖い。


一番ドキドキしたなあ読むの。

こういうのも悪くないけど
なんかもっとこう…


読んでる間の嫌悪感が
消えなかったというか…

読み終わってから考えると
そんなこともないんだけどね。
結末もなんか凄くて良かったし。
救いがあるようでない感じが。




ていうか一体なんだったのかね。


▽落ちる飛行機の中で

まさに落ちる飛行機の中での話。

これ結構好きだったな

地味に笑える話がいいね。

「漬け物をつけてました」

wwwwww



スキだわ。

セールスマンとの駆け引きも良かった
おもしろかった。


でも消化不良

途中まで良かったのに
これまた最後でテンション変わって
テンションってのも変だけどさ。
最後そんな終わり方にする
必要あったのかな

コミカルちっくなまま終わってくれよ



これは面白かったけど最後に
納得がいかなかった。












というわけで
面白さと鬱さは半々ぐらいかなあ

並び方も微妙だよね

鬱なの並べるなよって言いたいね笑


まーでもこれで
黒乙一にも免疫ついたから
もっと他のも色々読めるかな。

相変わらず一文一文が短くて
読みやすさはイイネ

ただつかれたよ…(笑)




話題:本の感想

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しあわせは子猫のかたち


はい、これも
きみが見つける物語恋愛編の中の
一編です。

“しあわせは子猫のかたち”

これは 乙一さんの失はれる物語に
収められているそうです
その本も短編集なんだよねきっと
読みたくなった‥。






乙一さんは有名だけど
実は初めて読んだんだ

好きかも‥(*´ω`*)

なんか グロいミステリーの
イメージだったんだけど
あったかくて素敵な空間の中の
せつなくて良い話だった。

小説のなかのどうぶつって
なんかすっごいいとおしいよね←
ものすごい綺麗で、
神秘的なものみたいで。
モノレールねことかさくらとか
きいろいゾウに出てくるどうぶつも
そんな感じでー




そんで

文章、 特徴的だったなぁ。
他の作品しらないけど
すごい一文一文が短かい。
読まされる よね !!!

ぐいぐいね。

で、頭のなかで
良い声のお兄さんが朗読してる感じ←

本読むときっていつも頭のなかで
誰かが喋ってるみたいになるけど
こんなに声が聞こえてきそうになることは
いままであんまなかった(._.)

作者に対するイメージもあるのかも。


あー よかった(^ω^)


やっぱこういう色んな作者の作品が
入ってるやつっていいね
読書の幅が広がるわ。
こう、名前は知ってても
別に読もうと思わないひとも、
ちょっと読んだときにもっと読みたいって
思うこともあるからね(`・ω・´)


次は 山田さーん
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