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サングラス








スーパー、ショッピングモール、家電量販店、TSUTAYA、などなど外へ出かけるとき
室内灯の眩しさや大きなBGMで目と耳がやられてしまうことがある。

店内に入るまでの体調は全く問題なくても、
あっという間に喉が詰まるような息苦しさや倦怠感(ときには脱力感も)が襲ってくる

そして口数が減り反応が遅くなる







彼は出かける準備をする前から「(今の調子で)出かけても大丈夫?」と頻繁に確認してくれるので、おかしいとすぐに気づいた彼がとっさに「うん、もう帰ろう」と手をとって出口を目指してくれる。


すぐ引き返せばいいんだけど判断力が鈍るせいか、まだ見たいものや買いたい物があると我慢し身体の変化を無視してしまいがち。

フラフラな様子で「大丈夫」と言っていなくとも身動きが取れなくなった時に素早く帰ることをうながしてくれる





だんだん
まぶしい、苦しい、この場所から逃げたい、
暗くて静かな場所で横になりたい
横になって寝たい、しんどい


で気持ちが占領されてしまって話せる状態でなくなるから


「どうしたの?」なんて聞かずに冷静に判断して動いてもらえることがどれだけ有難いか。





朦朧とする意識のなかで
「もう大丈夫、帰ろうね」
「帰って休もう」と言ってもらえると

(あぁ、もうここにいなくていいんだ)
(帰って休んでいいんだ)
(休めるんだ)と安心できる

本当に、本当にありがとう。









せっかく着替えて一緒に出かけられる!嬉しい〜!って出かけたのにこんな姿になってすぐ帰らなきゃいけない時は申し訳ないと思うけど
彼は「一緒に行けてよかったね」と言う




ボロボロすぎるとさすがに「俺と一緒にいるから体調が悪くなるの?」「こんな風にさせてごめん」などと謝らせてしまって
そうじゃないんだよー、と言う


週1のデートや2、3日泊まるだけなら自分の都合のいいとき、体調が良くて動けて時間のある日、と決めて会うことができるし
体調が悪ければその日は断って次の機会にまた会おうと約束できる


でも、何泊もすると良いときばかり隣にいる訳じゃない。体調が悪い日が倍に増えたように感じるみたいで。


私が「いつもこんな調子だよ。むしろこれが当たり前で、全く貴方のせいじゃないからね」と言うとそうなの?と寂しそうに言う

そりゃもちろん、当たり前であっては欲しくないけれど。




私「私はこんな調子がデフォだからね、一緒にいてもいいと思えなかったら無理しなくていいから」
彼「なんでそんな事言うの( ;  ; )一緒にいたい」


普通ならこんな奴誰がほしいか!って思うけど、必要としてくれているのが嬉しい。

先がどうなるとか予想もできないけど彼と一緒にいられたらいいなと思う。



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