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受け入れる難しさ







ここ数年の記録も混ぜて整理用。



本当はTwitterにでもあげて気が向いたら消すつもりだったけど、長くなったからこちらに。
(途中から140字の制限を考えずに打ったから超絶ダラダラ文)







久石譲さんの「Summer」の思い出
小学校高学年の掃除はパソコン教室が担当で、その頃から掃除の時間中は校舎全体にこの曲が流されるようになる。
担任教諭に決められた班のメンバーはクラスで人気者が揃い、サボり上手なためか大きな座布団を積み上げて遊んでいても見回りの先生がくる直前で片付けるので怒られなかった

明るいメンバー達の中に陰キャがぽつん、教室にいる時のような馴染めない苦しい感覚が少ない記憶なのは、きっとその人達が優しい、そもそも私に興味がない、皆賢いから除け者にしなかっただけなんだろうなと。
明らかに居づらいなどはないものの、感覚で伝えても通じないので一人だけ違う生物なのかもとも思った

窓を全開にして掃除をするため風がなびいて気持ちがよく、晴れた日はとくに雲が綺麗に映る。
その中でこの曲が流れると無性に切ない、さみしい気持ちになった。
つまらない毎日はこれでおしまい、これでおしまいと思いながら掃除したのを覚えている







専門学生になったとほぼ同じタイミングでガラパゴス携帯からスマートフォンに変わり、集めたポイントでこの曲をダウンロードできることを知りすぐにとった。

専門1年の冬に差し掛かるころ、全く合わない環境で本格的に感覚過敏が悪化し、適応障害になる。花火大会の時にしか満員電車にならないほど田舎の電車にも関わらず、乗ると動悸息切れ発汗。頭の中は狂う一歩手前

「もう限界、死にたい、吐きそう、死にたい」
「だれか助けて」
「苦しい体が重い」
「もうやめたいやめたいやめたい」

一日中脳内でその言葉を繰り返しながら過ごすことが増え、授業から逃げた先のトイレにある換気扇や水の流れる音すら耳に刺さり喚きそうな爆音が絶望でしかない

いつ消えるか。
体が死ぬのが先か、魂が死ぬのが先か

帰りの電車の中で顔を上げると窓から見える夕焼けがやけに綺麗で、小学生の時の掃除の時間の情景と一緒にこの曲を思い出した。

その頃は感覚過敏というものを知らず対策としてイヤホンをする習慣はなく、コードが邪魔になるので音楽を聴くことは珍しかった
それでも何かに惹かれるように電車内からの風景が次々と変わるなか「Summer」を流す

もうこれで終わり、これで終わり

掃除の時間のあの時みたいに。
死にたくなるたびにこの曲だけでなく、ダーウィンがきたのテーマ曲にもなっている平原綾香さんの「スマイル」の二つも延々とリピート、歌詞に背中を押してもらいながら、奮い立たせながら通学した。
それでも翌年の2月ころには学校へまともに行くことができなくなり休学、後に退学する








退学後は約1年ひきこもり20歳の頃にバイトを1年と少しやる。

一度無理したのがきっかけで体調が悪くなり辞めてからはまたひきこもる。
それを何とか改善したいと考えて
まずは外へ出る習慣をつけるためにと知り合いの紹介でダンスの練習を始めたのがちょうど1年前。

「人様とダンスができるくらいに元気になったのだから、まずは仕事をする前に確証を得ておきたい」と思い並行して精神科で発達障害と診断してもらいに何度か通院していたころ。

1日に二つも用事を入れられる体力はないので病院とダンス教室の両立で週に一度外出できたらいい人間が週に四度の外出に増えた。

慣れない環境で人よりダンスを覚えるのに時間がかかって苦労すると同時に、あっという間に発表会に出ることになり、ストレスと疲れは最高潮
(教えていただいたことにはとても感謝しているし、発表会に関して色々なことが決まる前に、というより練習を開始する前に私から一言伝えておけば防げたことかもしれない)


発表会当日は先生の許可をいただいて両耳に耳栓をしたまま過ごして乗りきったものの、抑うつ状態が続いたせいか発達の特性である聞き取りの困難さが顕著になり、先生の言っている言葉もほとんど理解できない悪循環。
また脳内での口癖が「死にたい」になり徐々に家族や彼にも訴えるようになる

去年の8月頃、先生に「練習を休みます」と伝えた直後に慢性甲状腺炎が悪化して無痛性甲状腺炎になっていたことがわかる。
息切れ、動悸、手の震えがメインで落ち着いてきたのだけれど、今年の3〜4月ころにまた息切れ動悸が悪化。



脈を落ち着かせる薬を処方してもらい、1日に1回の服用で済んでいるもののまだまだ体がだるい、疲労感で動けないこともある。

そんな中、今日血液検査の結果説明を聞いた。
2度目の無痛性を繰り返したのかと思ったら、
主治医「甲状腺ホルモンの値は正常値、最近の結果はほぼ横ばいなので無痛性甲状腺炎は治ったことになりますね。あとは半年後に検査、問題なければ一年ごとの検査だけでいいです。」

ん、甲状腺は治ってる?


主治医「しかし、今も脈がここまで速い(95回/分)といつもしんどいと思いますから薬は常時飲んでいただいて結構です。
あと良性の頻脈なので今詳しい検査は必要ないです」

良性の頻脈?
甲状腺ホルモンの数値が良くなれば息切れ動悸がなくなるんじゃないの?
頻脈がいつもあってこんなにしんどいのが続くようじゃ、ダンスの練習に戻れないよ?

甲状腺が良くなればまた戻れるかも、という希望を捨てずにいたのに。
また諦めるのかと悔しくて悔しくて

自分の体にやられてるのか、自分が潜在意識でそうさせてるのか

なぜできない
なぜやれない
なぜなぜなぜ
踊りたい踊りたい踊りたい
他の人のように生きたい
手足はあるし、ホラまず生きてるじゃん
だから踊らせてよ
自分の興味のあるものやらせてよ


ボロボロ泣くけど事態は変わらないわけで。
何時間もこの曲を聴き続けている



この長ったらしい文を打っていて、
「Summer」は普段なら聴く気にもならず間違って再生してもその場で停止してしまうくらいスルーしているのに、
自分が壊れそうな時、死にそうな時、もうどうにもならないと思う時に聴きたくなることに気づいた。

それに、自分に起きたことを受け入れるには強さがないとできないということも。
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