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別れ

飼っていたハムスターが先日旅立ちました。
病院に連れて行ったときはもう進行していて、帰宅して数時間後に眠るように亡くなりました。
その日までは、私が声をかければ顔を出してくれて、手を差し伸ばせば乗ってくれたし、おやつもねだるし、いつもと変わらず、気づいてあげることができませんでした。
火葬をしてきました。
立派な骨壺と骨袋に入れていただきました。
今も泣いてますが、ものすごく泣きました。
思えば、家庭でも職場でもうまくいかず、心も身体もボロボロだったときに出会いました。
どんなに辛いことがあっても、帰れば迎えてくれると思えば頑張れてきたけど。
もういないのは理解してるし、立派な骨袋に入れてもらったけど、ふとしたとき、姿が見えない、姿が違うことに気が気でなく泣いてしまいます。
抱いてないと不安になるし声をかけ続けてます。
心の支えでした。
突然の別れでパニックになったまま、火葬の日取りで有給もらえないか尋ねると、今日、その日にもう一人有給を申請した人がいるから仕事に来いと言われ、何とかならないか聞いても「そんな早く持っていく必要ない」と言われました。
私も早く弔ってあげたい一心で盲目的だったかも知れませんが、その時はどうしたって悲しくて、また泣いてしまいました。
いきなりいなくなって、心がついていけていませんでした。
その日有給を取った人が来て、「もういいようにしたら」と言われて、もうなんか嫌になって。
社会人として、と言われたら仕事するしかないし。
仕事に来たはいいものの、相変わらず同期はわざとなのか何なのか、死ぬという言葉をやたら使ってくるし、「胸が苦しい。肺炎で死ぬかも〜」とおどけてきて、もう目の前で起こってることが信じられなくて。
しばらく脈拍127まで上がり頻脈になり、熱が出始めるし、ぼろぼろで、定時にすぐ帰りました。
数日食事を摂れず、低血糖の症状も出ました。

いつか漫画で読んだけど、0と1、生と死の差は決して埋められないものだと痛感しています。
医者の立場から死について綴った書籍を読んだり、AI撮ることだってあるから、自分は死について他より少しは理解ができているだろうとか思ってたけど、そんなことなかった。

心があたたかくなる、というのは、本当にあるんだと、教わりました。
元々は、ハムスターへの心無い言葉に傷ついて辞めることになって、「次の職場で、一緒に頑張ろうね」と言ってたけど…
その望みは叶いませんでした。

「死」に理由や意味を求めたって、いないことに変わりない。
ただ、これからもずっと心の支えであることは間違いないです。

ここで綴ったって届かないのはわかってるけど。
君の一生を、私と過ごしてくれてありがとう。
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