映画感想:POV〜呪われたフィルム

話題:最近観た映画

観ている映画の数と、実際にブログで記事を書いた量が全く違うな(気が向いた時しか書かない)と思い観ても書かないでいたのを書く作業。
珍しく日本の映画です。

POV〜呪われたフィルム

一応ホラーです。志田未来さんと川口春菜さん主演。志田未来はわかるんだけどなぁ…。二人とも名前はそのまま出演です。

*ストーリー
番組に送られてきたホラー映像的なあれが川口(敬称略)の出身校でそこからなんやかんや。正直ありがち。

*登場人物
志田:主人公。プロデューサーとかにもずけずけ言えたり、いざというときは川口を後ろにかばえるしっかりもの。あまりにもかばったりするのがナチュラルなのでもしかしたらヒーローかもしれない。
川口:ヒロインかな?乗り移られたり足ズルズルされたり不憫な子。後輩らしく、志田のことを「未来さん」と呼ぶ。
男1:ごめんなさい役職忘れました。プロデューサ?今回の幽霊事件の幽霊とつながりがあった人。屋上からどーん!
男2:ごめんなさい役職忘れました。マネージャ?ぐいぐい撮影したりしてたけど、いざというときはわりかし頑張れる人。
中学の先生:生真面目理系眼鏡と要素を兼ねそろえた女性教師。オカルトは信じないけど、打たれ弱くていざとなったらかなりびびり使い物にならなくなる。きりっとしてた人がびくびくするの可愛いです。
AD:女性。どんくさくよく怒られてる。霊媒師さんと移動中に事故をおこし重体。幽霊に見た目をつかわれる。

*感想
日本のにありがちな、アイドルホラー。
かわいい子があんまりできてない演技できゃーきゃーいう怖くもなく楽しくもないホラー。以前にみた(記事にはしてません)ターボばぁば?と同じようなもの。あれも女の子は可愛かった…。

演技のできとかさておき、この映画の大人勢がそろっておかしい。売り物のアイドルちゃんたちの片割れがおかしくなってるのに撮影決行→本気でおびえているのに大丈夫大丈夫!と撮影→人が屋上からおちたりそのたいろいろあったのにドキュメンタリーとして映画に→あげく、それを観ている映像がとりたいからと憔悴しているアイドル二人に無理やりトラウマ同然の映像をみせる→いざ試写してるとこでオカルト発生したらアイドル捨てて逃走
いやぁ、最低でした。おそらく一番まともなのは、途中でちらっと映ってそのあと幽霊の妨害かもしれないなんやかんやででてこれなかった霊媒師さん。

あと、ちょいちょい突っ込みどころ満載でした。
色々あったけど、一番つっこみたかったところは、ホラーにありがちな「あれ!映像がなんか違う!おかしい!」というところ。
こう、途中でADさん(の見た目して一緒にいた幽霊)が撮影したビデオで、トイレから幽霊がーみたいなところあるんですけどね。そこで「あれ、このとき幽霊こんなふうだったっけ!?おかしいよ!」ってシーンなんですが、そのシーンで幽霊以外にかわってるとこあるんですよねー…。窓際のところになかったトイレットペーパーが、志田と川口が試写で見直したものにあるんですよ…。
そのせいで「幽霊がへん!おかしい!」っていうのも、いやそこだけじゃないじゃん違うところ!ってなって…。そこらへんきちんとしましょうよ…。

あと、ADさんのいれかわりがものすごいわかりやすい。
いや、これはわざとだと思うんですけど(そう思いたい)、合流シーンのところでドアダンダンたたいた風なのに立っているところがおかしい・移動シーンほとんどもっているカメラのせいだったり単純にカメラアングルだったりでほとんど顔がうつらないようになっている・屋上シーンで移動している姿が映らずに一瞬でべつのとこにいる。だったりとにかくわかりやすい。
あれ気づかない人いるんですかね?
偽ADさん改め幽霊さんバレは、トイレに一人で特攻→消滅で発覚するんですけど、あまりにそこにいくまでがわかりやすすぎて、観てる身としてはあーやっぱりねーってなってしまって映画の中の人たちとの温度差発生。

この映画のいいところは、主演二人がかわいいところとパニック起こしてるとこはそれっぽかったってところくらいですかね…。
以前かいたツールボックス・マーダーもそうなんですが、ホラーってあたりはずれおおいです。あとアイドルホラーから、本当にホラーだ!って思える進化してるものってみたことないなぁ…。