映画感想:escape from to tomorrow

話題:最近観た映画

気になっていた映画、escape from to tomorrowを観てきました。
今回は感想というより、考察が主です。考察の部分はあくまで私が映画をみて「もしかしてこれはこうだったんじゃ…」とかってに考えたものなので鵜呑みにはしないでください。

簡単なあらすじ**
妻と娘息子とともにディズニーランドに来たジム。だが最終日の朝に会社からクビだといわれ、夢の国に来たにもかかわらずなかなかうまくいかない。そんなジムはだんだんと妄想をひどくしていき…

毎度簡単なあらすじを勝手に書いていますが、この映画は公式のあらすじを引用したほうがよかったかもしれません。気になる方は公式HPへ。
あ、公式HPにあるカウントですが謎が解けました。パンフレットにあったのですが、あれは”この映画の製作者があちこちから訴えられずに済んでいる日数”だそうです(笑)
あとHP(日本版じゃない)を見ていただけるとわかるのですが、有名になっている某鼠の手に血が仕立てっているあの絵。もともとはちゃんと本家に乗っ取って指が四本なんですよねー。日本版だとなぜか五本になっています(パンフレットも)

■登場人物
・ジム。主人公、大変わかりやすくいうと色狂い。いえ、もしかしたらストレスとかたまってたりしたからあそこまで妄想とかいろいろしたんだと思いますけど…。うるさいしかまってくれない妻と可愛くない息子に苛々しつつフランス少女二人のストーカーをしたりする。娘は可愛いっぽい。
・エミリー。奥さん、家族で楽しむというところに力を入れすぎてていろいろ面倒。若干ヒステリック。パンフレット曰くさまざまな不満をもっているよう。
・サラ。娘、ジムがたぶん一番家族としてちゃんと接している。みている限り移動しているときは(ジムがいる場合)かなりの確率でジムが抱っこしている。可愛い。
・エリオット。子役としてでたばかりなのかはわからないが、主要メンバー(家族)で唯一キャスト情報が載っていない不憫な子。中々の憎たらしさ。
・フランス美女二人。ランドへ向かう際に遭遇し、その後ジムがストーカーしまくる女の子。きゃいきゃいしているがなんか不自然。二人の距離が近いというか、なんか変。エンドのとこの配役で納得。

とりあえずこの六人。ほかにも黒いプリンセス()とか車いすおじさんとかでますが説明するのはこれくらいで十分な気がします。

■感想
なるほどわからん。
…冗談ではなく本当に。ぱっとみた感想としては、こいつ(ジム)色狂いのうえ妄想たくましすぎる。この映画、現実とジムのたくましすぎる妄想とよくわからない感じでできています。
人物紹介のところにも色狂い、といいましたが理由としては
フランス美女ストーカー(途中でいちゃいちゃ妄想)、黒いプリンセス()とのそういうシーン(これは現実でやった)、妻にそういうちょっかい(といってもキスとか)だしまくる、サラの怪我治療してくれた看護婦さんの胸元のぞく。
こういうのがありまして…。あ、黒いプリンセスっていうのは途中でであってその後何回か会話とかイベントがある子連れの元プリンセスやってたらしい女性なのですが、本当にそういうシーンです。びっくりするくらいもろです。あと、その…反転しますが行為シーンで上に乗っている女性(黒プリ)が「奥をついて!」っていうのを「隠れミッキーを突いて!」っていうんですよね…。ちょっと笑いました。
まぁそんなシーンが多いので、家族でーとか異性の友人でーとかはやめたほうがいいかもです。まぁそんな私は母といきましたけどね!

とりあえず全体感想としては、あのディ○ニーで!ってハードルあげて期待してみるとがっかりするかなぁと。天下の鼠様なんて最初にワンカットでしか出ませんし。私がまさにそうだったのですが、ホラー+ネズミー+血濡れの手=鼠様が襲い掛かってくる、的なのをイメージすると大間違いです。
あと、上記で述べたとおりそういう描写がすっさまじいので鼠世界が好きな人は本当にふざけんな!とか思うかもしれませんね…性的なものとか排除してるらしいですし本家の夢の世界って。
あ、でもテーマがイッツアスモールワールド?のアレンジだったりタイトルロゴがまさにあんな感じだったり、あと場所によってちゃんと飲んでるものがちがうとか途中でジムとサラが乗るアトラクションシーンで何度も乗ってたりしないとわからないような本家の映像と音楽がはいっていたりとわかる人にはわかるものがあるらしいです。ある意味ファンがみる価値ありってやつですかね?まぁロケ場所は外国ですので日本のランドにあったりするのかはわかりません。
日本も一緒だろうテーマとかでさえ最後にいったのが小6の私にはさっぱりわかりませんでした。絵の指が違うとか言われるまで気づきませんでしたからね、あの鼠様って指五本じゃなかったんですか?

いろんなところを回るのでアトラクションももちろんでるのですが、イッツア(ryって白黒にしなくても怖いのに白黒にしたら怖さすごいです。人形の顔かわらなくても十分怖い。あと白雪姫とはちみつ熊のところがでたのですが(あとジェットコースターなど)、とくにはちみつ熊のところ、白黒にしたからこその雰囲気のよさがあります。
そう、この映画は始終白黒なのですがそれだからこその独特の雰囲気があります。
かなり終盤のほうで娘がいなくなってジムが花火が打ち上げられている中探し回るのですが、音楽もあいまって花火が打ちあがって華やかなはずのシーンが恐ろしく不気味に見えます。白黒の花火にドーン、という大きな音と臨場感を出す音楽。個人的にあのあたりのシーンがこの映画の名シーンだと思っています。

ただ、隠し撮りというだけあり合成とかで済まされているシーンがあるのですがその合成のひどいことひどいこと…。隠し撮りなのにここまでできるとかすごいな!と思っていると合成でげんなりします。
なんであんなにだめだめなのか…。

ここまでつらつらと書きましたが、この映画は場所とかいろいろ話題になりましたがちょっと…。
深読み楽しいしいいんですけど、正直ネズミーでやらなかったらこんな風に凄い話題にならないんじゃないかな…という感じですね。
本当になるほどわからん!って感想なので。いろいろ考えるとああここはこうだったのかな…とかありますが実際それが真実なのかとかわかりませんし。考察するのが楽しい映画ですね。
まぁ内容が内容なので、見に行こうかなーって人はそれなりの覚悟?を。下品なシーンとか苦手な人はご注意してください。あとツバとかそういう汚いの苦手な人も。
グロイのはほとんどないので大丈夫だと思います。(ジムがぶつけた指がぐろいのと冒頭で頭が飛ぶくらいなので

本当はこの記事で考察かこうとおもったのですが、長くなりすぎたので別の記事で書きます。