映画感想:ツールボックスマーダー

話題:最近観た映画

三本目!ゴーストシップで満たされなかったホラー欲を収めるべくみたホラー。そしてやはり満たされることはありませんでした…。ホラー苦手だと思ってたんですけどね。

ツールボックスマーダー

マーダーで、「マダ-?(AA略」を思い出したのは私です。こちらは一応人間が相手のはずのホラーだったんですけどね…。あ、ネタバレおよびグロい描写にお気をつけください。そういう映画なので。

簡単なあらすじ**
立地で選んだマンションに住むことになった新婚夫婦。いたるところが改装中で不便であり不気味なマンション。そんなマンションでは人が消えるといううわさが…?

例のごとく名前をきちんと憶えられていない人がいます。

登場人物
・ネル、主人公。引っ越してきたばかりの小柄な元教師。ものすごい悲鳴をあげて消えたお隣さんや仲良くなった矢先に消えたジュリアを心配し真相を探る。けっこう身軽。旦那はお医者様。
・チャールズ(?)、元俳優の住人。キーパーソン。長年住んでいてマンションの秘密をしっている。なんで今まで殺されなかったの?
・ジュリア、元は太っていたらしい活発なお姉さん。出会い系サイト?に動画あげたりする。盗撮されてる。
・修理人(名前を忘れた。芸人のありよし?でしたっけロンゲの本好きな人。あんな感じの見た目の薄気味悪い人。どうみても怪しい。
・少年。ジュリア盗撮してる。学校勝手に早退したりと悪い子。まさか活躍するとは。
・ラスマン、マンションの創設者。行方不明。

■全体感想
こう…なんていうんでしょう、はてしなく微妙。むしろ不毛。
タイトルなんぞやと思っていたら、人を殺すときに使われるのが工具だからか…!っていうのはあったんですけどね。修理人の彼が犯人だと彼が殺されるまで思っていたミスリードは悔しかったですが。
この話は疾走したと思われていたラスマンが実は建物の中にかくされたもう一つの建物の中でなんかの儀式のためかわからないですが住人殺しては集めてる、ってなオチだったんですが、いやぁ殺し方がひどい。
穴あけドリルでぎゅいいいんとか草刈かま?みたいので背中からざく→中でぶっつんとか。私初めてホラー映画で「はやくころせ!」って被害者が叫ぶのを見ました。修理人の彼は目の下あたりからざっくりきられるし、うけつけ?の彼は万力だかで固定された上に硫酸かけられるし…。

マンションの構造とか各階に記されたやつをあわせると呪文になる、とかおお!オカルト系ホラーか!ってうきうきしていたのですが(そこまでさほど進展なくてだいぶだれてた)、結局それがなんなのかあかされないってあなた…。主人公が自分の腕にその呪文を書いていて、最後のほうでラスマンが襲ってきたときにその呪文みてとまるんですよね。けどそれがなんなのか言及されないんですよ…。あとラスマンさんなんでしなないの?ってレベルの攻撃うけても生きてるのはなぜ!って思ってたら裏設定(本編でそれっぽい描写はラスマンが注射してるのみ)で不死身とか…。そこ大事なところでしょう!なんですか裏設定って!!

うすぐらーくて不気味な感じとか、あからさまにホラーって感じではあったんですが…なんていうか、あんまりです。個人的に、主人公が構造に疑問をもつきっかけになったヒントをチャールズがくれるときのやり方が王道な感じでよかったです。せけんばなしっぽく渡した冊子の間にめもとか。まぁその後なんやかんやあってチャールズさんは死ぬんですけど。本当あの人便利キャラ。
あと少年の盗撮映像で何が起きているのか男チームが理解する、っていうのはよかったんですけどね。そこからみんなで助けに行くぞ!っていうのとか。一致団結とか王道。ただその後の流れがなー。

たぶん絶頂は、主人公が知人に設計図とかみせて構造がわかったり呪文の存在が明らかになって、主人公がうろうろ創作しているあたり。あそこが一番ストーリー的に盛り上がりがありました。
けどやっぱり、いまいちです…。