いつかの記憶

｢10時にいつもの場所｣



メールがいつしかLINEでのやりとりに変わった。

面倒がなくて良い。

ずっと私と繋がるの嫌がってたのにね。

ママのチェックは無くなったのかな？




ごめんなさい。
おじいちゃんの病院顔出さなくちゃ。
その時間には行けそうないよ。

また、逢えなかったね。
一度、顔見る程度に会ったきりね。






今年は｢明けましておめでとう｣も言えずに
ここまで来てた。

やっと年が明けた気になれたのに…
何だかなぁ。

貴方を薄ぼんやりと想いながら目を閉じた。






｢3月からそっちに戻るから。限界だよ｣

貴方が直接、私に伝えたかったこと。
確かに受け取りました。

なんだかんだ言って、
やっぱり今年も離れられずにいます。







年末、先輩とのこと知ってる親友に
｢バカが…｣って、呆れられた。

分かってるけどね。

溺れたら、引き上げてくれるって
言ったじゃない？

引き上げられないんだってさ。
二匹は無理だと言われちゃったよ。





あぁ、なんだろう。

でも、どうしても、
貴方じゃなきゃダメなんです。
愛してるって言えないけど。
貴方が居なきゃダメなんです。

貴方も、私じゃなきゃダメなのかな？

何てね。

ちょっと自惚れてみた今日はとても寒い日。





土曜日なのに電話が出来る。
そんな明日。