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二度目の出会い



私が中学3年の夏。

けっこう有名な地元の夏祭り。

かなりの人込みの中、
先輩は私を見つけて
声を掛けてくれたんだよね。

3年ぶり二度目の出会い。


日焼けして
たくましくなった先輩は、
とっても大人に見えた。


時々
地元に顔を出すようになった先輩。

彼女に会いに来てたんだよね。
知ってたよ。


その頃、
私も彼氏がいて。

でも、
先輩と彼氏を
比べるようになっちゃってた。
だめだね。

先輩の彼女、
羨ましかった。



彼女と別れてからも
友達と遊びに来てたよね。

「先輩の彼女になりたいな」
って言ったら、
「妹とは付き合えねぇべ」
って笑われた。

その事覚えてたね、先輩。





私が高校生になった年。

GSでバイトしてた彼女。
私に紹介してくれた彼女に
赤ちゃん出来たんだよね。

先輩の赤ちゃん。


おめでとう。
言えないまま、
先輩の事
諦めたんだ。

もう手が届かないから。

忘れようって。




高校卒業後、
地元を離れて進学して
もう、忘れたはずだった。








出会い


最初の出会いは、
私が小学4年生の時。

先輩は、
中学2年だったよね。

友達のお兄ちゃんの友人。

友達の家で初めて会った。

中学生のくせに
タバコくわえてた。

ちょっと恐いひと。

が、第一印象。

でも、
笑顔がとっても可愛かった。
そんな事言ったら、
怒っちゃうかな。

先輩は私の事、
妹みたいに
可愛がってくれたよね。
先輩の事、
「お兄ちゃん」って
呼んでた。





次の年の春。
いつの間にか先輩は、
引っ越してしまったんだよね。

後から聞いたよ。
お金にちょっと
ルーズだった先輩の両親が、
逃げるように
引っ越したんだって。

中学卒業後、
進学しなかった…
出来なかった先輩は、
働いて働いて、
家族養って。
働いてたんだよね。



先輩の事
気になったまま、
私は中学3年になってた。


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