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今の「私」、次の「私」。




この涙は何?



何に対しての涙?




指摘されたことに落ち込んだからの?
できなかったことに後悔したからの?
無力な自分の不甲斐なさが悔しいからの?





――全部、かな。



全部ぜんぶ、当たってる。


自分にとって言われたくないことを言われて傷ついた。
でもそれよりも、できなかったことが後悔に思われるから。
「あのとき、ああしておけば良かった」と。
でも、それ以上に言われたくないことを言うのを許してる自分自身の不甲斐なさが、とてつもなく悔しくて。


言い返すだけの実力も、経験も、言葉も。
何も持ち合わせていない自分。
なんて非力なんだろう。
なんて無力なんだろう。




悔しい悔しい悔しい…



言い分もあるけど、それすら言い訳に捉えられたくないから何も言わない。


「言い訳してる」って評価されたくないのよ。
弱い人間だとか、今時の若い者はだとか。
そんなこと言われたくないから。



だから、耐えるさ。
理不尽だと思うことはあるけど、
これからその理不尽な世界を生きていかねばならないから。
今負けるわけにはいかないの。



負けたくない。
逃げたくない。
折れたくない。



だったら、泣いたって笑っていかなければ。
憎くたって愛してやろうじゃないか。



それくらいの負けん気は持ってるよ。



意外と心が強かったみたい、私。
一見強靭そうで、けど脆くて。
でも弱く見えて実はギリギリのところで踏ん張る強さがあって。



だから、私は「私」なんだな。


良くも悪くも、私は私以外にはなれない。




だったら自分を変えるんじゃなくて、
今の「私」を受け入れて、
次の「私」に進めばいい。



そんなことを思いました。



でも。

なんか、なんかなんか。





悔しくて、悔しくて。
とてつもなく悔しくて。



それに対して何もできなかった自分に、涙が零れたんだ。

寂しさを埋めようとして虚しさが生まれた。



昨日頑張るとか言って意気込んでたのに、
さっそく落ち込む自分て何←


せっかく忘れてたのにな。
夏休みが終わったらまた向き合わなきゃいけない問題を思い出しちゃった。
しかも深刻化してたという。



これだからグループって苦手よ。
特に3人。
確実に1人の方じゃん、私。
隅に追いやられて、一緒にいるのに独りを味わう嫌なポジション。



始まりは私のせいかもしれない。


でも、今日聞いた情報が事実なら。
私って何だったんだろう?


何ていう存在だったのかな?



寂しさを埋めるために、誘ったらいつもOKしてくれる、そんな感じ?


私より空気読めて人望もあって、そして自分を寂しくさせない相手ができたらポイなの?



そんな程度だったか…私の存在は。



ただ寂しさを埋めるためだけの。


大切なのは私なんかじゃなくて。
「自分を寂しくさせない」存在を大切にしてたのか。



――寂しい、ね。
何だか虚しささえ感じる。




私は、貴女に救われてたよ。
貴女を大切な友達だと思ってた。
でもそれはちゃんと伝わらなくて。
だから離れていったのかもね。




今の私にはどうすることもできない。




1つ言うなれば、
今日のこと聞かなきゃよかった。


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