育毛はもちろん、発毛を促すのに有効だとも見られる成長因子は、たんぱく質の一種であり、グロースファクターという名称で呼ばれる場合もあります。
毛母細胞の活動が旺盛になるよう働きかける、良好なヘアサイクルに整える、血行を促すといった効果が見込まれます。
成長因子を毛穴に注入するという治療を実施しているクリニックもあります。
さらに、成長因子配合済みの育毛剤も購入可能です。
頭皮の状態が健康な人であっても、自然脱毛といって、髪の毛が1日当たり100本近く抜けることは普通にあります。
季節によってはさらに抜けることもありますし、反対に髪の伸びが早まったり、生えやすくなるといった時もあります。
なお、夏の終わりは最も抜け毛が多くなる季節です。
梅雨による湿気と真夏の強い日差しというストレスが重なり頭皮自体にダメージが蓄積されているのと、身体に備わっている自然の働きで春や秋は髪の毛が生え変わりやすい季節だから、抜け毛が増えるのです。
赤血球が持つヘモグロビンの原料として鉄分は必要不可欠です。
血液の中の酸素は赤血球が運んでいますから、もし、鉄分不足だと酸素が充分に行き渡らず、血の巡りが悪くなります。
ですから全身だけでなく頭皮もデメリットを受け、抜け毛、そして、薄毛を引き起こしてしまうため、鉄分の摂取と育毛を分けて語ることはできないのです。
鉄分を摂るには、レバーやアサリ、シジミなどを食べると良いでしょう。
育毛に関する情報は日々更新されており、今現在も育毛に効果がある成分がさまざまに見つかっています。
毛母細胞を活性化し、髪の成長を助ける白薬子エキスや血行不良を改善し髪の毛に栄養が届くようにするニンジンエキス、あるいは頭皮を殺菌し頭皮ケアに効果のあるヒノキチオールなどがあります。
医薬品や医薬部外品に定められた育毛治療薬は含まれている全ての成分をパッケージに記載するよう定められているため、前もって成分と効能をチェックすることも可能です。
ただ、化粧品のカテゴリーで販売される育毛ケアの商品には成分を記載する必要はないという事になっています。
近年、薄毛の改善を望んでいる人々の中で注目しているのがエビネランというものです。
初めてきくかもしれませんが、エビネランには血行を良くしたり、炎症を改善する効果があると確認されているため、育毛が期待できると言われています。
副作用があまりないことは良い点ですが、薄毛対策に効果があると断言できるまでには十分な時間が必要です。
それに加えて、なかなか手に入るものではないので、安いものではないことも悩みの種です。