働き方改革というまあまあありがたい制度のおかげで大手を振って堂々と有給をとれるわけだが、何日か有給をとってみて、今まで平日に対して抱いていた憧れ(?)が幻想であったことに気付いた。
平日、それは道路が空いている。平日、それはお店が空いている……そうではありませんでした。
道路は休日の方が空いている可能性もある。そりゃ仕事で外回りをしている方だっているし、道路工事関係の方だって平日にお仕事してるんだからねぇ。外回りや移動仕事があまりない自分は、夢を見過ぎていたようだ。
まあ、映画館は空いてそうだけど。

●映画 柴公園
やっと、やっとDVDレンタル開始じゃ!!もう柴犬が可愛くて可愛くてニヤニヤが止まらなくて2泊3日レンタルの間、2回観た。
柴公園はテレビドラマからの映画化なので、登場人物や舞台背景はドラマを数話見ていないとちょっとわかりづらいのだが、ハッキリ言って犬を観る映画なのでストーリー・登場人物は結構どうでもいいよねーん(うかれんな)
ストーリーは、タワーマンションに住む3人のおっさんが柴犬の散歩中になんとなく顔を合わせるようになり、顔を合わせるうちに挨拶→公園でダベる間柄となる。お互い犬の名前にパパをつけて呼び合うので名前も何の仕事をしているかも知らないけれど、なんとなく仲良し。大きな事件が起こるわけではなくただただまったりとダベるだけのストーリーなのだ。 
登場する犬は、赤柴のあたる君(飼い主に似ておっとり、まったりのオス)、黒柴のじっちゃん(「ちゃん」まで名前。まだ子供なのかやんちゃでいつもオシャレな服を着てるメス)、赤柴のさちこちゃん(やっぱ飼い主に似ておっとりのまったり。劇中でよく居眠りしているメス)
この3匹とおっさんが「犬に服を着せるか」とか「犬の名前の由来」とかについてダベるのだ(ドラマで)。あと白柴のポチと、美人だけどコミュ症のポチママも出てくる。
とにかく柴犬が可愛いのと、柴犬をとにかく可愛がるとっつぁん達が可愛い。なんとなしに付き合いのある飼い主同士だけど、そこにはなんとなしの友情があって、そのゆるさがいい。

●きっと、星のせいじゃない
…タイトルだけはだいぶ前から聞いていたが、「きっと、星のせいじゃない」……、どういう意味のタイトルなのか??
「星の責任ではない」なのか「星のせいじゃね?」という意味なのかどっち!?と思って観た。
ストーリーは、主人公は末期ガンで常に酸素ボンベがないと呼吸が辛い16歳くらいの……名前忘れた…ナッツ系の名前なんだよえーっとえーっと、ヘーゼル!!!!彼女が親の提案でしぶしぶ参加したガン患者の集団セラピー?(断酒会みたいなやつ)で出会った骨肉腫で右足が義足の少年、ガスと短い時間だけど深く濃い恋愛模様を描いた話。
重病患者の話しなので哀しいのは当然だが、物語が「泣かせよう泣かせてやろう」とけしかけてこないし、観賞後はなんだかさわやかな気持ちになる映画なのだ。
ヘーゼルはガスのことを好きになるが、「自分は手榴弾なのだ」と自分が死んだあとに悲しむ人を少なくするために人との付き合いを閉ざし恋をすることも留まろうとする。彼女の愛読書の「その後のスト―リー」が気になって仕方ないのも、子供に先立たれた母親がその後どうなったのかが知りたいが故なのだ。親よりも先に死んでしまうことを避けられない彼女の、その心遣いに切なくなる。
結局、「星のせい」が何なのかよくわからなかったんだけど(何度か寝落ちしたし)、最後の方でまさかのストーリー展開となる。
病気になったのは星の巡りのせいだけど、自分たちの選択は星のせいではないということなのかな…?