スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

「体裁が悪い」というのが一番バカバカしい

土曜の夜にBSでやってる中古車をレストアする番組が好き。
整備担当の人がパーツをバラし、不備を直して磨いて、組み立てなおす。時には前より美しく仕上げる様子が小気味よくて気持ちいい。
毎週世界中の車を直していて、先週は「日本のサムライボディ、手が出せるお値段のスーパーカー、スカイラインです!」とか言ってた。その前はベンツのGクラスをいじくっていた気がする。ヨーロッパ車だけにとどまらず、東洋の車までいじくるワールドワイド整備士、すげえなー。

いま私が乗っているミニだが、車自体はとても好きではあるけど、不満というか後ろめたさというか、しっくりくる言葉が見つからないけど好きで乗っているわけではないんだ。なんか分不相応な感じがして。私ごときが乗ってていいのかとか、いろいろと思うところがある。それは自分でタイヤ交換すらできないからとか、色々ある。タイヤでかすぎて重すぎて色々無理よ。

初めて自分のお金で車を買うとき、私は軽自動車のラパンが欲しかった。このとき父親の反対にあって、結局フィットを買ったのだが。
自分の金なんだから好きなもの買わせろい!という気持ちはあったが、10万円以上のお買い物の経験がほぼない若造だったため助言が欲しかったことと、ハード系に強い父の言うことであることと、事故時のリスクを考えている親心ということを汲んで、次に欲しかった普通車にしたのだ。

近々相方が社有車を会社に返すことになったので、1台車が入用になった。
そもそも相方が社有車に乗ることになった時点で私のフィットを処分し、相方所有のミニに私が乗ることになったのだ。だから今度はミニを相方へ返して私が1台買えばいいのでは?と思っていたのだが、それでは体裁が悪いと言われた。
なんだよ体裁って。

むしろ私は念願のラパン購入とできるのでそれで構わないのだが相方はああ言えばこう言うであり、結局つまるところ自分が新しい車が欲しいだけにしか聞こえない。それで車を見にまわるのに付き合ってほしいと言われたが、こちらとしては会社の都合に振り回されて私の意見など全く通らず不服しかないと返したら「じゃあひとりで行ってくる」って。
これさ、素直に「俺が欲しい車を選びたい」と言われていれば不満の芽がムクムクと成長することもなかったんだけど、「どうしたらいいか話そう、一緒に考えて」(と言いながら話しができる時間は殆ど寝てる)と言うくせに自分の考えは決まっていて、こちらの意見は候補車に対しての合否しか受け付けられないというのが腹立たしい。付き合っていられない。
まあ会社に振り回されているのは相方も一緒なんだけども。

アダム・ドライバーのもっさり感がたまらない(デット・ドント・ダイ、サイン)

見る価値無し、と有名な「デット・ドント・ダイ」見た。
えー…確かに物語としてはカスなんだけどクスクス面白いというか、ゾンビ映画なのに雰囲気が超ユルイところがいい。つーか死者が蘇って「キャー!」と悲鳴を上げている方が場違いなくらいのユルさよ(笑)。何も期待せず、俳優の豪華さを楽しめ。
「ストーリーは?」と聞かれても「ストーリーなどない」としか答えられない。
無理して答えるならば、ゾンビに襲われた田舎町の警察官と変人たちの物語だ。すっげぇくだらないんだけどおもしろい。アダムドライバーの警官コスプレとメガネ姿が堪能できるのでファンには薦める。
やっぱさー、歩き方とかナタの振り回し方とかの動きが洗練されてなくてキアヌリーブスっぽいんだよねぇ。可愛いんだよねぇ。そこが好きなんだよねぇ。あれでよくライトセーバー振り回していられたよねぇ(はぁと)
こんな映画なんだけどビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンにスティーブ・ブシェミと、超豪華な俳優たち。無駄使い(笑)


そんでM
ナイトシャマラン「サイン」

前見たときは超展開映画のイメージがあったけど、見返してみたらそうでもなかった。

これ公開時、「チープ」とか「最近の映画ってなんでも〇〇〇のせいってオチだな」という辛口感想が多かったのよ。

でもねぇシャマラン映画ってそのチープさがイイっていうか、描きたいのは他の部分だろうからわざとやってるんだと思うのよねー。不穏さと不気味さがじわじわくるところと、劇中の様々な仕掛けのピースが一気に回収されるストーリー展開がたまらない。映像による叙述トリックみたいなのがシャマランの得意技。

さてこの「サイン」、信仰を無くした牧師が主人公で、彼のトウモロコシ畑にミステリーサークルが出来たところから話しが始まる。主人公のメル・ギブソンとその弟のホアキン・フェニックスは近所のロクデナシのいたずらだろうと思って保安官に相談していたけど、テレビのニュースで世界各地に一斉にミステリーサークルが出来ていることを知る。子供たちは宇宙人がなんらかのサインを送っているのではないか?と思っているんだけど、父は否定しないけど信じていない様子。そのうちニュースでも身近でも不穏な事態になっていって…という話しなんだけど、あまり書くとネタバレになるから書かないでおく。

この映画もシャマランらしく、たくさんピースが散りばめられている。そのピースのひとつが「え?まさか?」「奥さん弟と?」みたいに感じるものがあるんだけど、これらも最後に気持ちよく回収される。

これ以上はネタバレになるので書かないけど、シャマラン映画をいくつか見ると、あぁキリスト教徒的だなぁって感じる。いや、キリスト教に限らずわりと宗教的な映画が多い。


ここまで打った内容を読み返していて、なんだかサインについて前にも書いたような気がしてきた。信仰を無くした牧師・神父とかが主要人物の映画って結構あるんだ。

絶望映画観賞会(クローバーフィールドHAKAISYA、他)

ということで(どういうことだ)オチが絶望かもしれない映画を数本見た。
ネタバレになるのでご注意されたし。もうタイトルにクローバーフィールドって書いてあるけど、他の2作は数行あけて下の方に書きます。知りたくない方はここまでで。



















さて「クローバーフィールドHAKAISYA」から。
この映画は一時期ホラー映画界隈でブームになったPOV形式の映画で、POVっつーのはポイント オブ ビューの頭文字で、登場人物がビデオカメラ撮影している映像を見ている→自分が撮影者になって映画の世界に入り込んでいる、もしくは撮影者の記録を後から見ているみたいにみえる撮影手法で、有名なのがブレアウィッチプロジェクトやパラノーマルアクティビティ、まああれか、ほんとにあった!呪いのビデオシリーズとかもそれに含まれるかな。劇中にBGMとかが流れず、物語を見ているというより撮影者が遭遇した記録を見ているようなリアリティがあるところが面白い。
だいたいホラーで活用されるので、恐怖シーンや走って逃げるシーンとかが特に手ブレがすごく(演出でもあるんだけど)、映像酔いすると評判が悪い。ちなみに私は映像酔いは全く平気だけど、映画アバターを見た後の3D酔いの方がすさまじかった。

この映画では主人公の男が日本に転勤になるとのことでサプライズパーティーをしている様子から映像が始まる。後半というか中盤から主人公の行動が理解できなくなるんだけど、その理由がこのパーティから事件直後あたりに描かれているんだけど、クソみたいなエピソードなのでここら辺1.2倍速でいい。つーか別に見なくてもいい(切り捨て御免)
この映画のストーリーはひとことで終わっちゃうというか、ある意味オチがない映画なんだなー。
それが、主人公たちがいる街が突然災害に襲われ、そこを逃げ惑う様子をリアリティたっぷりに見られる映画なのだ。その「災害」がなんなのかわからず、全貌ももったいぶって後半まで映さず、「どうして?」「何が?」「どこに?」「どうすれば?」というのが全くわからないで状況に流されていくところが割とリアル。
ただ一番最初のパーティーのシーンで、主人公が彼女の浮気を知って喧嘩別れ→街中がヤバイことになる→さっき喧嘩した彼女を迎えに行く!誰が何と言おうと俺は行く!!お前たち(友人である撮影者)は来なくていい!と、病的に「彼女が待ってる」と暴れまわる様子が狂気じみている。
正直モンスターに襲われるうんぬんより最初のパーティー会場で主人公と彼女がヒソヒソと話していた浮気のはなしが、一瞬で会場全員に知られる様子の方がおぞましい。

次に「10クローバーフィールド・レーン」
美容師のおススメ映画。ちなみにHAKAISYAを見ていないでも全く問題ない。「クローバーフィールド」と銘打って敢えて続編っぽく作っているあたりもミスリードを誘う仕掛けのひとつと思っていい。
ストーリーは、主人公のミシェルが交通事故から目を覚ますと地下のシェルターに閉じ込められていた。シェルターには持ち主である太った男と、シェルターの工事を手伝った若い男がいて、太った男のはなしによると外は大事件が起き、空気も汚染され、外に出た途端Daiやで!とか言ってる。生存者はほぼいないだろうが、シェルターにいれば当面の水も食料もあるから心配するなという。
その言動が怪しく、親切なようで恩着せがましく、よくわからん事で癇癪をおこすので全面的にこの男を信じていいのか疑わしいのだ。太った男の言うことは本当なのか?っていうのをハラハラしながら楽しむ映画なんだけど、もう「クローバーフィールド」ってついてるんだから、前作を見ている人からすると「え?だって続編じゃん?」「すっごく怪しいけど男の言うことマジなんじゃ?」って思いながら見ちゃうんだよねー。「と、思わせといて逆張りのただのサイコ野郎オチかな?」という、最後までどっちかわからないのがおもろーーーーい。あ、ちなみにこの映画はPOVではない。
映画のラストを見た相方は「唐突すぎてなんだよこのオチは!」と呆れていたけど、いやその唐突な展開なのがいいんじゃん。私こういう映画好きだわー。さすが美容師(笑)

そして「少年は残酷な弓を射る」
これなー、正直途中で嫌になって早送りして見ようかと思ったー。
これは過去と現在を交互に見せて「なぜ現在この状態なのか?」という転機をオチにしている、まどろっこしい映画だ。
世界中を気ままに旅行して旅行記を出版することを生業としていた女が主人公。その生き生きと旅していた彼女が現在ではくたびれ果てた外見で、なかなか職も見つからず、街のひとから唐突に「あんたのせいで!」等言われながらフルスイングビンタされたりする。なんでや。
それもこれも、母親である彼女にだけ反抗的な態度の息子ケビンが原因の様子。そのケビンがことごとく彼女を困らせる様子を妊娠からケビン高校生の成長まで見せられる。
ずーっと主人公の女目線で過去から現在まで見ているので、よく家庭(ケビン)を捨てて家を出なかったな、と感心する。ただただケビンマジクソでイライラするんだ。
でもケビン目線でこの映画を最初から見ると…ケビンの反抗の理由がわかってくる。
気ままに旅していた彼女は予期せぬ妊娠で家庭に入ることになり、大好きだった旅行ができなくなる。心の奥では「子供がいなければ」と思っているかもしれない。そんな母の心を見透かしている賢いケビンが、反抗することで母の注意を惹きつけようとしている、ようにも見えるんだ。なんかさー、妊娠でキャリアを捨てた…的なことに思い当たる女性には見せられない映画だよ。ツラすぎるよ。
ついでにケビンの父は稼ぎ、子供たちとも遊び、良き父のように描かれているんだけど、ハッキリ言って表面的で母親の彼女への配慮は全くなく、本当に上っ面だけ。ケビンもそれを見抜いているのでオチでああなる。
そもそも妊娠した彼女へ配慮できていればケビンはこんな風にならんかったやろが!という世の無関心お父さんたちへもキツイ映画。まあ、無関心お父さんは途中で飽きてこの映画をオチまで見られないだろう。展開とオチの意味をくみ取れる人なら普段、無関心じゃいられないないだろうし。

まだまだ絶望が足りない。なので一回見たけどMナイトシャマランのサインを借りてきた。10クローバーフィールド・レーン的唐突展開が見たくて(笑)

ワクチンワクチンって毎日うるせーなというやさぐれ日記

身近な高齢者たちもワクチンを接種できるようになった昨今。お前さんはいつ頃打てるんだ?と70歳オーバーのワクチン接種済のひとに聞かれたが、知るかっつーの。
感染者が1日3桁いってる県・市ならともかく、自分がいるコミュニティに一切感染者がいないのに副反応のリスクがあるワクチンを打つ必要があるんだろうか。そもそも感染・死亡者がほぼいない子供(特に小学生以下)が打つ必要あるのか?
天邪鬼な捉え方かもしれないけど国民の大半がワクチン接種すれば五輪できるよね!って政府が仕組んでるようで気に食わない。
そもそも学校行事や部活の大会やあらゆるエンタメを不要不急とぶった切り、飲食店には仕事をさせず、お酒に関する企業・店を殺しにかかっているくせに当然五輪やりますよ(しゃあしゃあ)という姿勢が許せねぇ。
極めつけは密になるからスタジアムは無観客だけどパブリックビューイングやるね!っていう意味わからんことしてるけど、そんなことしてるってことはもう「コロナたいしたことない」って自覚してる証拠じゃないのか政府。
本当はたいしたことないんだけどあれだけ大騒ぎしちゃったから今さら恥ずかしくて撤回できない→ワクチン接種したらもう大丈夫だよ!ってことにして面目保つ、ということなんじゃねーの?ああん?

聖火リレーが市内に来ても全然ワクワクしねぇー。でもランナーの皆様はご苦労様でした。
<<prev next>>
カレンダー
<< 2021年06月 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
アーカイブ