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最強寒波何回来るのよ(スター・ウォーズ最後のジェダイ/スリー・ビルボード他)

雪疲労パないわ。
雪かき等の肉体的疲労はもちろんのこと、道路状況や遅刻しないかとか食料の買いだめだとか諸々が心配事となり精神的にもキツイ。
だから鬱自殺率が高いんだよ新潟!
当然のこと雪のせいで遠出も出来ないので(出たら出たで家の状況が心配になって気が気じゃない)ホントもう鬱になるぜよ。
そんな中、寒波寒波最強やで〜と言われる前に観に行ってきた映画について記録。 

前回ゲット・アウトとか言っていた気がする。
その後スター・ウォーズ エピソード8最後のジェダイ
キングスマン ゴールデンサークル
スリー・ビルボード
あとレンタルでスター・ウォーズ エピソード4新たなる希望を観た(いまさら)

まずはゲット・アウトだ。
これね、すっっっごい胸クソわるーい映画だったわ超おもしろかったけど!一緒に観に行った相方に「週末になんつー胸糞悪い映画を見せるんだ!!」と怒られた。単純で派手な映画が観たい心持だったらしいです。
…お前の気分なんざしらねーよ!(!!!)
まあ、わかるんだけどね。気分じゃない映画を見せられた時の不快さは。ただ、映画を批判するなー。映画は素晴らしかった。
ストーリーは、写真家の黒人青年が主人公(名前忘れた)。彼には白人の美人な彼女(ホリー・ハンターにめちゃくちゃ似てる)がいて、彼女の両親に挨拶旅行に行く計画になっている。
白人の家に挨拶に行くなんてやめとけ!と助言をする友人に飼い犬を預けて向かった彼女の家は、黒人のお手伝いさんを雇う田舎の家だった。
医者(?)の父親とセラピストの母親、粗野な弟と二人の黒人使用人。 その家で開かれるティーパーティーでも様子がおかしい。
とにもかくにも様子がおかしい! という映画なんだけど、その主人公を取り巻く状況が凄く不穏で気持ち悪いんだ。
観てても「あれ?」「なんか変」「普通はこうじゃない?」という、ステレオタイプの黒人のイメージを利用した気持ち悪い仕掛けが随所にある。 
しかし、観終わった後には数々の伏線・違和感に合点がついてジワジワ面白くなってくる事でしょう。
とにかく「あいつ天才か!」とか「俺様は空港警察マザーファ●カーやぞ!」というセリフをお聴き逃しなく(当然ながら字幕にでないから)。ブラザーたちのこういったカルチャーほんと好きです。

次にスター・ウォーズ最後のジェダイ
これを観ていて本当に面白くて、没入できた2時間半は本当に幸せだった。
スター・ウォーズファンからは結構酷評されているようですが、私は特に思い入れがないからか面白かったよ。
さて、前作エピソード7は「伝説のジェダイ」となったルークのもとにレイが訪れたとこで終わったわけで、この後きっとルークがレイをパダワンにしてバリバリ鍛えてくれるんだろーと思ったらそうでもない…。
ただルークの近くでフォースについて学んだレイは、7で心?記憶?を読まれた影響なのか、不思議な力の影響なのか、カイロ・レンと度々心を通わせ会話をすることになる。
レンが何故暗黒面に落ちたのか、ルークが何故こんなに落ちぶれているのか、徐々に明らかになっていくのだ。
一方、腕がたつもんだから命令違反をしても強行突破してしまう戦闘機乗りのポーと、脱走中の元ストームトルーパーのフィンの活躍を挟みつつ、クライマックスへ向かう。
しかしクライマックス!が多くて、ここで終わりかな、と思うとまだ続くってのが3回くらいあったわ。
とにかくレイちゃんの溌剌とした美しさと、意思の強さが美しい!
「色気が全くない」というレビューもいくつか見たけど、そもそもスター・ウォーズに色気っていらなくない?主人公のジェダイが女性になって何を期待してんの?(うす笑い)と思うんだけど。
今のところ2人に1人か3人に2人位の高確率で暗黒面に落ちるジェダイがいる中、レイは何の不安もなく見ていられる。
ただ、物語があそこで終わって今後どうなるのかしら。楽しみである!
そして今年公開予定のハン・ソロも楽しみ!

そしてキングスマン ゴールデンサークル
相変わらずジュリアン・ムーアがキュートでした。コリン・ファースは色っぽいし、前作の大人の悪ふざけにさらに拍車がかかっていておもしろかったわ。 
ただ、正直、今度の舞台はアメリカでーす…という必要性をあまり感じなかったのですが。
言いたいことは多いけど、あまり言うとネタバレになるので言えないが、とりあえずエルトン・ジョンのサービス精神に脱帽です。
劇場内でゲラゲラ笑っちゃえる、鬱々とした冬にピッタリな映画だ。

最後に、スリー・ビルボード
直訳すると三枚の看板ですが、これはふっかーーい映画だった。不快ではなく深い!
舞台は少し昔のミズーリ州(田舎)。酔っ払いが迷い込んだ時にしか通らないような道にある3枚の看板に、とある「メッセージ広告」が載せられたことから物語が始まる。
それは娘を殺された母親が、『犯人逮捕はまだ?』『なぜ?ウィルビー署長』と訴えた看板だった。街の誰もが母親に同情している中、街の誰もが尊敬している警察署長を中傷しているような内容に、街の人の心も粟立つのだ。
この後思いもよらない展開になっていき、私は予想していた展開を斜め上にかわされてしまった。
語り倒したい事はいっぱいある。それくらい深い映画なんだけど、この映画を一言で現わすと、『リアリティドラマ』である。
リアルでは「起こりっこないだろう」と思う不幸をはるかに超えるような不幸に襲われることもある。
リアルでは映画や物語のように、結末で全てが解決することはない。
クズの様な人間でも完璧な悪ではないし、くそったれなヤツにも優しさはあったりする。
弱者は更なる弱者を見下していたりする。
物語に大団円を望む人にとっては、この映画の結末に納得できないかもしれない。でも、私は結構好きだ。最後の二人の表情を見て、私はハッピーエンドだと思っている。 
わずかなことから立ち直ったり前向きになれたりする。その兆しが見える終わり方に希望が持てる。 
前のめりになって夢中になれる映画ではないが退屈な映画でもなく、話しのテンポも展開も絶妙で、こりゃーオスカーだかなんだか賞とるんじゃね?という。
出演者がスタンドアップの脇の人が多いのも注目。
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