バリエーション豊かな育毛機器がたくさん店頭に並ぶ現在、サロン品質のケアを自宅で気軽に行うことが可能になりました。
でも、育毛機器を選ぶときはよく下調べして選ばないと、特に変化が見られなかったり、思いとは反対に、抜け毛に悩まされることだってあるのです。
大切なのは、ただ育毛機器を使えばいいということではなく、普段から育毛を意識した生活をすることで、より良い結果が得られるでしょう。
睡眠時間や食生活にも配慮していなければ、効果半減でしょう。
健康的な毛髪環境を整えるために、睡眠不足は大きな障害となります。
毎日、自分に合った睡眠時間をとるようにしましょう。
休日にまとめて寝るようなことをしても、生活サイクルの乱れを完全にフォローすることはできないため、普段からのケアが大事です。
普通は睡眠が足りないと自然に眠くなるものですが、眠りに集中できない環境であったり、短時間睡眠を続けていると、疲労を蓄積させているのに、それを本人が感じられないという感覚の異常を引き起こします。
すでに体の恒常性が損なわれている状態で、細菌に対する抵抗力も弱まり、痒みや炎症が強く出たり、毛が成長途中で抜けたり(寿命の加速化)、発毛促進する物質の分泌が低下して薄毛の原因になります。
そこまでいくと回復も容易ではありませんから、充分な量の睡眠をとるようにしましょう。
著名人が超時短睡眠を謳っているケースは、鵜呑みにしないでください。
短時間の昼寝は疲労回復に効果的ですが、夜によく眠れなくなるほど寝たり、休日の朝遅くまで寝ているようなことは控えるようにしましょう。
たかが抜け毛だからといって進行性の脱毛症であるAGAを放っておけば、当然ながら髪の状況は悪くなる一方です。
ただ、症状が進行していたとしても、進行程度に見合った治療を提案しているので、間に合わないとは思わないことです。
けれども若年のうちに治療すればそれだけ相対的に良い効果が得られやすいと言われますし、気になり始めたら早期に受診することが大事です。
意外にも、育毛には身体を動かすことが大切です。
運動すると、身体の代謝が上がり、汗をかきやすくなって血行が良くなります。
実は、これが育毛にとってプラスになるのです。
代謝が良くなること、つまりは古い細胞が新しい細胞へと入れ替わり、働きが良くなるということですから、巡り巡って、健康的な髪の毛の成長を促すと言えます。
しかし、運動すれば髪が生えるということではなくて、育毛治療の効果が出やすくなると思っておきましょう。
嗜好品なので止めるのは難しいかもしれませんが、薄毛や抜け毛といったAGAの症状を悪化させる要因として喫煙が挙げられます。
非喫煙者と喫煙者を比較した場合、後者のほうが抜け毛の原因となるDHTという男性ホルモンが増加することが分かっています。
おまけにタバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があり、地肌や毛髪にとっては踏んだり蹴ったりの状態になってしまいます。
育毛やAGAの治療には大きなハンデとなりますので、これからAGAの治療をしたいのであれば早々に禁煙するのが吉です。