2012年にノーベル生理学と医学賞を受賞した山中教授が作りだした万能細胞のiPS細胞ですが、この細胞から髪の毛を生やす細胞を作れることが発表されました。
皮下で毛根を包み込む筒状の組織で健康的な髪の成長に必要な毛包が再生されたという実験結果が出たのです。
もちろん、まだ研究途中で今すぐ使える技術ではありませんが、髪の悩み解消する技術は世界中で開発されています。
食べ物の中で育毛にいい物は何だろうと考えてみると、最初にワカメや昆布といった海藻が思い浮かぶ人もそれなりに多いだろうと思われますが、本当のところあまり育毛促進効果がないだろうとの説がいわれています。
決まった食物を摂取するだけではなく、栄養素の中でタンパク質やビタミン、ミネラルをまんべんなく摂ることが大事なことだといわれています。
それとともに食べ過ぎてしまわないように注意しなければならないでしょう。
薄毛対策として、何百万という金額をつぎ込んで、育毛に役立てようとしている人も大勢います。
ただお金をかけるだけでは、必ずしも育毛できるという訳ではないので、自分の抜け毛の原因を理解することが大切だと言えます。
また、やみくもにお金に頼るよりも、原点に戻ってコツコツと努力を重ねる方が健康な髪の育成に繋がっていく場合がほとんどです。
特別な何かを始める前に、まず髪にいい生活をすることから心がけると良いかもしれません。
どうしてノコギリヤシによって育毛効果が得られるのかというと、5αリダクターゼという脱毛原因物質が作用しないようにすることにより髪の毛が抜けてしまうことを防止できるためなのです。
先ほど挙げた5αリダクターゼにジヒドロテストステロンと呼ばれる物質が付着することで、脂の分泌が過剰になります。
この脂分が毛穴につまりを生じさせることなどで髪の毛が抜け落ちたり、髪の毛に成長が見られなくなります。
ところで、ノコギリヤシは、加工せずに食べてしまうのではなく、エキスが使用されます。
一般にAGAの治療には長い期間を要しますが、整形などと同じで公的医療保険の給付対象外ですので、毎月の治療費のすべてが患者にのしかかってきます。
比較的身近な2種類の治療薬のうちプロペシアという錠剤は、複数の会社からジェネリック薬が出ているので、薬価の高い先発薬からそちらに変えると医療費削減に役立ちます。
海外ではジェネリックが以前からさまざまな種類が流通していましたが、国内では2015年にファイザー、2016年にサワイなどのジェネリックがすでに販売されています。