頭部の血行を良くすることと一緒に、頭部周辺のリンパ液の流れを良くすることが髪の毛を健やかに保つ為には効果的です。
血管内から出た不要な物質はリンパ液に乗って体外に出されます。
また、リンパ液には体内の免疫力を維持していく機能を持っています。
血液のみならずリンパ液の循環が良好になることで健やかな髪の毛のための土壌が整えられます。
全身に広がるリンパ腺のマッサージを行うことにより、リンパの流れを促進することが可能なのです。
漢方をつかって、発毛や育毛治療をすることもできます。
東洋医学から生まれた漢方では、薄毛の問題は血の質が悪かったり、血自体の量が不足している血虚の状態や、「気」と呼ばれるエネルギーが減ってしまっている気虚や、年を取り身体機能が衰えた状態の腎虚などを疑います。
これらの問題を漢方を使って解決し、免疫力や自然治癒力をアップして育毛を進めていく方法が漢方独特の育毛方法になります。
グロースファクターは近年、毛髪再生に大きな効果を発揮する物質として、育毛剤に使われたり、クリニックでの毛髪再生治療に利用されています。
これを利用した方法は、男女関係なく、薄毛改善に高い効果を示すことが知られています。
薄毛は、発毛条件を満たしていない状態が続くことで起こりますが、総じて発毛に必要な細胞再生因子が不足しているという点を重視し、不足している分を足してあげるということで、グロースファクターを補い、発毛へつなげます。
グロースファクターを使った毛髪再生法は、発毛効果の高さで知られており、また治療を受けた人の満足度も高いのですが、ただし、薄毛が改善された状態を維持するために、治療の継続が必要となるため、治療は高額なものとなるデメリットが存在しています。
育毛を促進させる薬剤の仕組みはブレンドされている成分によって変化しますから、自分自身の頭皮の状態に適したものを選定するようにするといいでしょう。
高い育毛剤ほどハゲを改善する成果があるかというと、そういうわけではありません。
配合されている成分と含まれている量が合っているかが大事です。
意外にも、育毛には身体を動かすことが大切です。
運動することで、血行が良くなり発汗することで新陳代謝が促されます。
これが実は、髪の毛にとって効果的な作用をもたらします。
代謝が良くなること、つまりは古い細胞が新しい細胞へと入れ替わり、働きが良くなるということですから、健康的な髪の毛を作ることになるのです。
けれども、ただ単に運動していれば髪が生えるという訳ではありません。
髪が生えやすい体質に変えていく、といった意味になります。