近年は育毛方法が増えてきました。
とくに最近は自分流が自然であるという考え方からか、AGAの特効薬であるミノキシジルや、高濃度のビタミンやプラセンタなどの有効成分を直接、注射してもらうという選択肢を選んでいる人たちもいます。
注射というのは、従来型の摂取方法に比べるとストレートに頭皮や毛根に届くので、はっきりとした育毛効果が感じられ、とくに、早く効果を得たい人にとっては、良い方法と言えるでしょう。
注射は医療行為ですが、薄毛治療は美容整形のように審美治療となるため、健康保険が適用されませんから、人間ドックなどと同様、自由診療として全額自己負担となります。
加えて、半年ほどで驚くほどの効果を得られる人もいますが、自分の納得できる効果が得られるまでは繰り返し処置を受ける必要があるので、通院の手間と時間がかかるうえ、費用面での負担も大きいです。
育毛の基礎のひとつは血行改善です。
運動不足で肩こりや腰痛が発生するのは、体全体の血行が悪くなるからで、育毛にとってもこれは大敵です。
地肌を維持して健やかな発毛環境を整えるよう、軽めの運動を習慣的に行う必要があります。
とはいえ、休日以外に時間はないし、運動を始めても、なかなか続けられないという状況があります。
やってみたけどダメだったとか、会費をムダにしてしまったという声も少なくないでしょう。
そういった方にお薦めなのは毎日のストレッチ運動です。
週1、2回の割合でジムに通っている方にもぜひ、取り入れていただきたいと思います。
心肺能力と血流の向上のために行うのがストレッチです。
家の中はもちろん、外でも積極的に行ってください。
外で全身を動かすことはムリでも上半身、とくに肩から首を動かすことは頭皮につながる血流を良くし、リフレッシュもできます。
一日に複数回行うと効果的なので、朝起きたとき、寝る前などに実施するのもいいでしょう。
薄毛対策を始めなくては、と考えてはいても、中には「頭皮に化学薬品を頭皮に使うのは心配」という人もいます。
そういう人は、グレープシードオイルを使ってみるのはいかがでしょうか。
グレープシードオイルとは、名前の通りブドウの種からとった植物油で、頭皮を、髪にとって良い状態にしておくために必要なオレイン酸やビタミンEがとても多く、食用としても大変健康に良いオイルです。
べたつかずサラリとしたこのグレープシードオイルを少量手に取り、頭皮に軽くすりこむような感覚でマッサージを行なうと、すぐ頭皮に浸透し、脂性肌や乾燥肌が原因のフケやかゆみを抑える効果があり、髪の毛の土台としての頭皮を、健康な状態に整えて、育毛効果を生み出します。
それに、グレープシードオイルは香りが少なくサラサラと軽く、髪につけるとツヤが出ますので、ヘアトリートメントとして使うこともできるのです。
様々な薄毛治療が受けられるクリニックでは、育毛はもちろん、発毛にもメリットのある成分を経口摂取ではなく点滴で体内に注入するという方法によって治療する所もあるようです。
投与の際は発毛成分に限らずビタミンなども入れるので、頭皮の働きを盛んにしたりストレスを解消したりといった体質改善効果も望めるでしょう。
ただ点滴を受けるだけにせず、治療を他にも加える事で効き目が増すはずです。
性ホルモン由来で進行性の男性型脱毛症のことを略して、AGAと言います。
テストステロンによる体の変化と連動するものの、自覚は30歳前後が最も多く、ひたいの際に沿って段階的に髪の毛が薄くなっていきます。
それと同時につむじのあたりも薄くなっていくのが普通です。
このAGA発症のメカニズムについては、これまでにも研究が重ねられてきましたが、全容の解明には程遠いです。
しかしながら男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンがAGAに多大な影響を与えるものということがわかってきました。