だれが活躍するのかって、怪談作家のみなさまです。
個人的に春夏秋冬いつでも読みたいので夏にめがけて発売してないでじゃんじゃか出してほしい。けどやっぱり夏に出版した方が怪談本って売れるのかな?

怪談本と言うとあやしいオカルト臭が強く発せられる(…)。
私が好むのはだいたい実話系怪談で、寺生まれのTさんとか「お前あそこへ行ったんか!?」とか言っちゃう老人は出てこない。因果がわからないけれどだからこそ不思議で恐ろしい話しが多い。
このそんなことあるんだ、不思議だな〜っていうのが面白いので、フィクションかノンフィクションかはわりとどうでもいいんだけど、やっぱ実話系の方が意外すぎるけど因果関係を感じざるをえません!ていう話しが多くておもしろいんだ。

好きな作家さんは郷内心瞳先生と加門七海先生。
郷内先生は拝み屋と作家の二足のわらじをはいている先生で、幽霊なんているわけない、お祓いなんて無意味とか思うひとがいる一方で拝み屋さんを頼ってくる人も多くいる事がおもしろい。
その郷内先生の「拝み屋郷内」シリーズが昨年なんともいえない終わり方をしたものだから、もう先生の本は読めないのだろうかとか先生と先生の奥さまは大丈夫なのかとか悶々として先生の拝み屋側のホームページを覗きに行ったこともあったが、こうして新刊が出ていることでホッとしている。
お体大切にしてほしいですホント。
郷内先生の奥さまと仲良しなところとか、胸糞悪い相談者に怒って暴言してくれるところとか好きです。

そして加門先生。先生の建築(風水)とか着物とか歴史とかあらゆる分野に詳しくて、尚且つ行動力と体力もあるところがホントすごい。
昨日私が買ったのはズバリ「加門七海の鬼人伝説」!いま流行りの「鬼」の話ですわ。
加門先生は昔から鬼が大好きらしく、以前、鬼を切ったといわれる伝説の刀(「鬼切丸」だったかな?)をひやかし(「私の好きな鬼を斬ったってぇ?ほ〜ん」みたいな感覚で)に見にいったところ、刀に宿っている神力(…?なんと表現すればいいかわからん)みたいなものに圧倒され、冷や汗をかきつつ腰が抜けたような感覚をうけたとのエピソードを読んだことがある。一瞬意識が飛んだとか。
そんな鬼好きな先生の書かれる伝説、むっちゃ読むのが楽しみ。

…そう。最近本を買いまくっているのでどれから読もうか迷うんだ。
こないだ買った現トヨタ社長の本、「豊田章男」もなかなか面白いし、伝説のUMA「モケーレムベンべ」を探しに行った筆者の書く外国へ行った際の面白エピソード「おかしなシンドバッド」も面白い。郷内先生の本も加門先生の本も読みたい。
この読みたい本がいっぱいなときが幸せでホクホク気分!である。