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浮城とおばんフライの足袋(旅)

昨日のことでした。
某課長(男)がつかつかと私の元にやってきて、
「しゅんさん、エステ用まつ毛って、何?」
「……」
「つけまつ毛とは違うの?それ何?」
「……そ、それは、エクステまつ毛の間違いじゃなくて?」

某課長は「ふおぉエステじゃなくて、エクステかー!」と納得したご様子で帰って行きました。
なにが言いたいかというと「間違いじゃなくて?」
…私もついにオネエ言葉を素で言える器になったってことか…(どんな器だよ)

まあ、本当は「まつ毛じゃなくって、エステ用まつ毛っていうのがあるんですか?」という返答の途中であるため、オネエでもなんでも無いのよウフフ


さて前回の日記にて少し書きました埼玉県行田市への旅です。
ぶっちゃけ連休は寝て本読んでネットしてぐうたら過ごしたいと思っていました(ドーン)
ですが連休直前になって相方が「遠くに行きたい…」などとアンニュイなメールを寄こし、どこでもいいからお前の行きたい城をリストアップしろと言いだした。
自分が行きたいと言出だしたくせに目的地を私任せなのがいいような悪いような。

どうしようか考えているうちに相方が「お前が前言ってた「忍びの城」の本の舞台の城に行こう」…と。
どうやら「しのび、と書いて、おし、と読むのだ」と説明した内容が相方の脳内で混じってしまったらしい。
ちなみにタイトルは「のぼうの城」だ。ついでに同じ作者が「忍びの国」という本を書いているちょっとした相方の脳内イリュージョン。
「のぼう」は以前めっっっちゃおもしろいぞ是非読め!と相方に薦めてみたものの「あらすじを聞いたから読まなくていい」と突っぱねられた思い出の本だよ。
相方は読書ができないヒトであります。フッ勿体ない。

しかし待ちなされ、旅はもっと厳かに行うものだと魔女の宅●便のジジ様もおっしゃっていたではないかとか抵抗する間もなく出発。
本当はひとりで行きたかったんですわブラブラ気楽にオタ丸出しで。
今まで相方は本丸の復元されている城とか本丸現存の城ばかり行っていたので、失礼ですが忍城で相方をがっかりさせたら申し訳ないと思って…これも忍城にひとりで来たい理由のひとつで。私はどこに行ってもウハウハしているのでいいのだけどなー!
そうそう趣味丸出しで寄りたいところをとことん探して行きたかったのですよ。ほんで出発前にYさんに「お宅(の県内)にお邪魔するズェ☆」などうすらさむいメール送ったりしてな(迷惑だから)

しかし運転してもらって遊びに行けるのだからありがたい!
それにのぼうの城映画化決定ということでな!
気を取り直し、折角だから道程の寄りたいところをチェックしとけと言われ、寄り道を上げましたらば次は宿を決めろと…お前、私任せすぎやしないか…いらいら
イライラはさておき、宿はひとりで決定するのがしのびないため相方にも探させたのですが…「俺は行き先が分からないから」と言いだし、ワシ第一段階へ(なんの)
先行きの暗い旅の始まりです。

更に出発した日の朝、新潟県内は大雨洪水警報発令…高速を走るも前が見えません…恐い。
まぁ関東は晴れているだろうとのんきに構えておにぎりなんぞを食いながら移動。
…そうだ。ワシが炊き立てご飯で手のひらをやけどしそうになりつつも車内で食うだろう朝飯をこさえて、時間が遅くなるといけないと急いで支度をしてきたにも関わらず、相方の家に迎えに行くとヤツは風呂上がりで半裸…
そしてそれから一時間後に出発…。ワシ第二段階へ(だからなんの)

さて、案の定群馬県に入ると空は晴れ上がりいい天気です。
そして関越道と上信越道の分岐点にくるとものすごい渋滞。
ワシの予測ではヤツらは軽井沢のアウトレットに行くとみた。フッ庶民が(おまえもな)
実際関越道上りは結構空いていて、行田市に近づくにつれどんどん道が空いてきます。なんて親近感のわく町なんだろうか。いや待て、新潟と埼玉じゃ都心への距離が違うだろうがという決定的なところを突いて勝手にブロークンハート。

忍城へ到着…今回バタバタの旅だったので道を地図で調べたりなんだりとちっとも落ち着かず、写真を撮るという気も回らぬままだったため全く写真が無いのですが(動揺しすぎだよ)忍城此には三層櫓がありました。
櫓は郷土資料館と繋がっていて、資料館に入ると櫓にも入れる仕組みです。
中には行田市の歴史の展示が小さくまとめて(汗)されていました。
ぶっちゃけますとただ展示を見ているだけだとちょっと物足りなさを感じたのですが、幸運にも資料館の方が親切且つおもしろく行田市の歴史を説明してくれたので、満足して資料館を後にすることができました。
資料館のおじさんありがとう。
そしておじさんが説明してくれたことの1/3でも文章にして補足しておけばここはもっと楽しくなると思うわ。

おじさんの話では、浮城と呼ばれる忍城はもともと堀をうまく利用した城で、例えると浮島に端を掛けて作った城みたいな感じでしょうか…川の中州にある城みたいな。なので守りやすく攻めにくい城なんですって。
周りを水に囲まれているだけあって、堤がものすごく高く作られていると。
その忍城を、三成がおよそ一週間で築いた「石田堤」でもって忍城に水攻めをするのです。
(秀吉が三成宛に書いた忍城攻略の手紙が展示されていました)
忍城の水攻めを成功させるには忍城よりも高い堤と沢山の水が必要だったのですが、残念ながら石田堤は忍城の堤より低く、水攻めは失敗に終わってしまうのです。
…↑これは展示を見ただけでもわかる内容でしたが(おい)

それと行田市は足袋が名産品だそうです。
資料館の櫓の中に実際に使われたというスモウレスラーの足袋が展示されていました。
これがあなた(誰)、曙とか小錦の足のでかさといったら、同じ人間だとはにわかに信じがたい位でかい足でしたよ。
私の足が23.5センチなのですが、これの縦も横も倍…いや、誇張じゃなくてマジで。カバか!!(失礼)


資料館を出て御飯を食べに出かけたのですが、道中ずっと気になっていた…


ゼリーフライ…て…?


相方とゼリーをフライに…いやそんなまさかバカなとか言いつつ、説明文を読むと
野菜を細かく切ったものを小麦粉で固めて水でつないでフライ(みたいな事がかいてあったんですよ)

いやいやいやいや、よそう。危険な香りがする。

ということで御飯は無難なものを食べ、水城公園付近をぶらついていたらゼリーフライの屋台(?)があるではないか。
気になるので買ってみようといことで、購入。おばちゃーんゼリーフライいっちょーう!
1本70円…くらいでした。
出てきたのは串に刺さったさつま揚げにソースを掛けたようなもの。

ぱくり。

うまい!
説明文からは想像できない…早い話が衣のないコロッケ。
イモ好きな私がほぼ全部食いました。
なにがどうしてゼリーフライなのかというと、見た目が銭みたいなフライ、銭フライがなまって(?)ゼリーフライになったんですって。銭っていうか大判みたいなフライなのでなまらせて、おばんフライでどうだね(何が)
そういえばゼリーフライ、ケンミンショーだったかなにかテレビで見たことあったな。
怪しんですんません。


今回の度でワシの中の「埼玉県=忍城」の図式が「埼玉県=ゼリーフライ」に変換された。
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