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お昼休みは夢の中へ(小説:まほろ駅前多田便利軒/蘆屋家の崩壊)

最近読破した本がおもろくて続きが読みたいとウネウネしてたらまさにタイムリーにマンガ雑誌に載っててビビった。
これはやはり運命とかそういったもんでしょうよしゅんでございます。キモいことゆった!

さて、自己満足本の紹介なんぞを、やっちゃおうかね武田信玄。

*まほろ駅前多田便利軒

ええまさに↑これがタイムリーだった本です。
最近漫画化されておりました。私の見間違いでなければアッチ系雑誌で。(どっちよ)
でもどうやら続編ではないようです。
結構前に出版された小説で、我が家の近所のささやかな本屋(笑)には置いてないので古本屋で買いました。作者は三浦しをんさん。ビッグネームなので普通に図書館にあるでしょう。

内容は、便利屋の多田が、特に親しいわけでもない元同級生の行天(ギョウテン)に居候されつつ、様々な依頼を遂行する短編小説であります。
ガテン系でいかついけど器用で何でもこなす多田と、見た目はいいけど生活能力ゼロの行天コンビの掛け合いがほのぼのしてて良いです。
そう。便利屋を通じて巻き起こるお茶の間ドタバタストーリーって感じです。(違うと思う)
しかし主人公は三十路男なのだー

依頼人に振り回される2人や、ちょろちょろ危なっかしい行天や、なんだかんだでお互い変な情で結ばれている二人がいい。
30男コンビがユーモア溢れる文章で綴られてて、ページがすすみますー。
三浦しをんさんの文て、こちょこちょっとくすぐるようなおもしろ文章でかなりおもしろいですよね。本当にページがすすむ!


*蘆屋家の崩壊

ミステリーです。
奇妙キテレツちんちんかいかいです(こらこらこらこら!)非常にこらこら。
最近ついついぽろっと下ネタが口から出ちゃってねえ。家でも外でも白い目で見られちゃってヤバいですよオヤジ化ですよ。
話がそれました。

こちらさんミステリーっつーかホラーっつうか、アタイこういう話好きなんですよ。作家さんは津原泰水(つはらやすみ)さん。
登場人物は30過ぎても定職につかない猿渡くんと、いつも黒ずくめの格好をしたミステリー作家の伯爵の2人の短編小説です。猿渡くん視点で話しが進みます。
はい、こちらもコンビ小説です。
なんつーかコンビが好きなんですよ。もうあれだ。コンビっつーか主従!(言い切った)

この本、中でも猫背の女が怖くて怖くて!
あのドラゴンヘッド描いた人(望月なんとかさん)の描いた座敷女読んだことある人、これ読め(命令かい)
もう、ひょ〜ってなりますよ怖ー!
いやホラーじゃないんですよミステリー!江戸川乱歩の作風みたいな不思議な独特な雰囲気のある世界です。ひとことで言うと怪です。
時折ゾッとします。

ちなみに蘆屋家、陰陽師の蘆屋道満の蘆屋家の話で、陰陽師好きも楽しめるかもです。

登場人物は伯爵がいいね〜。いつも物腰やわらかい感じが好きです。そして2人とも大の豆腐好きというかわいい趣味がいい。
また猿渡くんとの仲良し感がいい。ベタベタしてないんだけど、大人の男の仲良しっていうより子ども同士の仲良しみたいで気持ちいい。


どちらも会社で昼休みに読んだので、半分脳が寝ながら読んでいます。
しかし蘆屋家の方は食後に読まない方が良いですぜ!
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