区画整理されるまで住んでいた家の話。


当時住んでいた家には白いワンピースを着た少女がひっそりと同居していたそうだ。

部屋は四畳半(居間)、六畳(寝室)、三畳(納戸?)とあったのだが、その少女は三畳の部屋と母がお気に入りだったらしく其処から隣の寝室に顔を出したり、たまに出てきては母を驚かせたりしていたらしい。

そんな少女の話を中学の時に何度か聞かされたのだが…オイオイその部屋って私の部屋じゃないか。
どおりでラップ音半端無かったり、夜中に泣き声が聞こえてきたり、焚いてもいないのに線香臭くなるわけだ…と変に納得してしまった。

因みにその家があった場所には、前の家を管理していた大家が家を建てて暮らしているとか。

結構酷い条件で退去になったので、ワンピースの少女にでも祟られてしまえば良いのにと未だに心から思っている自分もオカルト。