話題:地震

被災から一週間経ち、今日から私は出勤でした。

店内は思っていたよりも大丈夫で、周囲も元気でそこには『日常』が存在していました。
…割れたガラスや倒れた本の整理、これは勿論、日常業務ではありえないこと。

それでも、
食べ物のこと、水のこと、燃料のこと、家族の行方と安否、また来るかもしれない巨大な地震、原発爆発と増し続ける放射能、いつなくなるか分からない電力…一言で言うなら『不安』それだけが頭を占めていた時からすると穏やか過ぎるほどの時間でした。
そんな中で、店内を流れるラジオが被災状況を現実だと告げていました。ふと店内を見ればヒビ割れた床と散乱する本、外れた看板があって。

地震の日からは毎日が非日常でしたが、それが日常に変わっていくにつれて不思議な気持ちにかられます。
いつか乗り越えられる、日本は復興できる、
だから国全体、みんなで頑張ろう。
ありがたい言葉ですが…いつまで頑張ったらいいのかなというのが今の正直な気持ちです。

我が家は明日、被災した祖父を迎えに行くことになりました。
うちも余裕はないけれど、それでも。
早く会いたいです。