話題:地震

こんばんは。
被災地宮城県民です。
昨日の記事を見て下さった方、コメントを返して下さった方、ありがとうございました。
まだまだ苦しんでいる方々が沢山いる中、世間の関心が無くなることが正直1番怖いです。

地震から1週間経ちました。我が家はやっと電気・水が復旧し、お風呂に入れたところです。

仕事先ともやっと連絡がとれ、来れる時は来てくれとのことでした。
我が家は被災地とはいえ、住める家も物資を手に入れる為の資金も店もある環境にあります。
少しずつ被災前の生活を取り戻す動きの中にあり、これを人は復興の兆しと呼ぶのだとはわかりますが。

急速に戻り始めた私の周囲の日常と、孤立して物資が無い津波被害の沿岸部の映像と、いつ帰宅できるかわからない父との電話とで、何だか心がうまく整理できなくなっています。

まだこんなにも苦しんでいる人がいる中で私は日常に戻っていいのだろうか。

いいも悪いも自分の生活をするしかないことは分かっています。
被災した今の私に何ができるわけもなく、その方々の為にも前向きに働くことしかできないこともわかります。

なのに、素直に前を向けない自分がいます。
まだ親類も父も助かる保証もなく、苦しんでいる中で私だけが過去にして進んでいくのが…本当は苦しくて、こわい。
贅沢です我が儘です分かっています。ごめんなさい。
でも正直な気持ちを一度吐き出したら進むから。

いくら心配しても、物資を送りたくても、何もできないから前を向くことでしか示せないから。

明日の風向きは南西、放射能は間違いなく宮城にも飛びます。
それでも出来るかぎり、私は仕事に行こうと思います。
とても怖いけど辛いけど心配で仕方ないけど。
前を向かないと。
水がなくても、TVすら中継しない爆弾抱えた避難所で住民の為に父はひたすら働いてる。

一人の社会人として、私も私にやれることを頑張ります。