梅毒コンドームでは防げない

梅毒非常に感染力の高い性病です。

性病予防にコンドームを使用しましょうという声をよく耳にしますが、梅毒の場合、コンドームを使用したから大丈

夫というわけではないので注意が必要です。

コンドームは、クラミジアやHIVにはとても効果的ですし、梅毒でも一定の予防効果はあります。

ただ、梅毒の場合、液・精液腟分泌液などの性行為そのもの・性器からの感染ではなく、体の表面に発症している
「しこり」「アザ」「湿疹」のような病変部に触れることでもうつる可能性があるのです。

ほかにも、口の周りなど、コンドームが使えない場所に病変部分ができていれば、オーラルセックスで感染の可能性
もあります。

梅毒1期、2期は特に感染力が高く、自分が感染していることに気がつかないで他の人に移す可能性がある時期でもあ
ります。

「バラ疹」や「湿疹」は、症状が出てもしばらくすると症状が治まるので、梅毒とは気がつかず、治ったと錯覚して
しまい、症状を進行させてしまうこともあるので注意が必要です。

また、症状を感じない「無症候梅毒」というケースも決して少なくありません

パートナー以外との不安行為があった場合は、タイミングを見て、検査を受けておく事をオススメします。

梅毒検査は不安行為の後、すぐに検査を受けてもウインドウ期間はがあるため結果に反映されません。

梅毒検査のタイミングは、感染の機会から4週間経過後からです。

梅毒感染者はHIVにも感染している確率が高いという報告があります。感染経路が同じだからです。

もしも梅毒検査を受けならば、同時にHIV検査も受けておかれることをお勧めいたします。

なお、「ふじメディカル」「STD研究所」はHIV第4世代の抗原抗体検査に対応しているので、4週以降からH
IVT型の検査が可能です。