梅毒の治療期間はどれくらいか
梅毒感染が分かって、病院での治療が始まりますが、梅毒の治療期間ってどのくらいなのか、完治するのか、不安だと思います。
また梅毒の治療薬はどのような薬なのかも知りたいところでしょう
梅毒の治療期間は、感染からどのくらい経過しているかで治療期間が変わってきます。
おおよそですが、
梅毒1期、梅毒2期だと2週間から4週間の投薬が多いようです。
梅毒3期に入ると治療期間は長くなりますし、完治は難しくなってきます。
なので、早期発見早期治療が大事と言えます。
多くの場合、体の表面に症状が現れる梅毒2期までに感染に気が付く人が多いです。
梅毒2期は「バラ疹」「
梅毒性の脱毛症」「全身のリンパ節の腫れ」などの症状が出るので、気が付く確率が高いの
です。
ただ、梅毒には症状の出ない「
無症候梅毒」もあるので注意が必要です。
梅毒はとても感染力の強い性病。
コンドームを使用したとしても、ゴムでおおわれていない部分の皮膚の接触で感染する可能性もあります。
気になる行為の後、いつもと違うなと思ったり、症状がある場合は、すぐに病院で検査を受けることをお勧めしま
す。
梅毒は、皮膚科、泌尿器科、婦人科、
性感染症科で検査を受けることができます。
受診の際には、梅毒感染の可能性があることを伝えましょう。
最近は、梅毒感染者の臨床経験のない医師も多く、感染の可能性があることを伝えないと、感染を見逃すこともあ
るからです。
病院に行く時間がない場合は、3000円から4000円ほどで郵送式の梅毒検査も受けられます。
検査結果も数日でわかるので利用する人が増えている検査方法です。
パートナー以外との性行為があった場合は、梅毒のウインドウ期間(感染の機会から28日以降)に検査を受けてみ
ることも感染予防につながります。
梅毒はコンドームでは防げない?
梅毒非常に感染力の高い性病です。
性病予防にコンドームを使用しましょうという声をよく耳にしますが、梅毒の場合、コンドームを使用したから大丈
夫というわけではないので注意が必要です。
コンドームは、クラミジアやHIVにはとても効果的ですし、梅毒でも一定の予防効果はあります。
ただ、梅毒の場合、液・
精液・
腟分泌液などの性行為そのもの・性器からの感染ではなく、体の表面に発症している
「しこり」「
アザ」「湿疹」のような病変部に触れることでもうつる可能性があるのです。
ほかにも、口の周りなど、コンドームが使えない場所に病変部分ができていれば、オーラルセックスで感染の可能性
もあります。
梅毒1期、2期は特に感染力が高く、自分が感染していることに気がつかないで他の人に移す可能性がある時期でもあ
ります。
「バラ疹」や「湿疹」は、症状が出てもしばらくすると症状が治まるので、梅毒とは気がつかず、治ったと錯覚して
しまい、症状を進行させてしまうこともあるので注意が必要です。
また、症状を感じない「
無症候梅毒」というケースも決して少なくありません
パートナー以外との不安行為があった場合は、タイミングを見て、検査を受けておく事をオススメします。
梅毒検査は不安行為の後、すぐに検査を受けてもウインドウ期間はがあるため結果に反映されません。
梅毒検査のタイミングは、感染の機会から4週間経過後からです。
梅毒感染者はHIVにも感染している確率が高いという報告があります。感染経路が同じだからです。
もしも梅毒検査を受けならば、同時にHIV検査も受けておかれることをお勧めいたします。
なお、「ふじメディカル」「STD研究所」はHIV第4世代の抗原抗体検査に対応しているので、4週以降からH
IVT型の検査が可能です。