梅毒検査キットで陽性でした…と、病院に来る人が増えているといいます。
まさか若い女の子が梅毒に感染しているとは思えないのも当然で、
誤診も多いといいます。
ある医師のもとを訪れた親子
バラ疹では?と思っても、母親の前で本当のことを言ってくれるとは思えず、別室で看護婦さんに性行為の経験や幹
線の可能性を問診してもらい、血液検査で梅毒陽性が出たという話を聞いたことがあります。
まさかと思うかもしれませんが、それくらい若い女性の間でも梅毒は増加しているのです。
クラミジアは10に1人程の割合で感染していて、4人のうち3人は無症状であるため、感染の自覚がなく移して言って
いるという実態はありますが、梅毒というと、ちょっと話のレベルが変わってきます。
だって梅毒は感染が判ってから1週間以内に国に報告の義務のある性感染症だからです。
ペニシリンによる治療が始まって、
死の病と恐れられることはなくなりましたが、適切な治療を受けなければ死に至
る病気であることも変わりありません。
不安行為があったことは、他でもなく、自分が一番わかっていること。
最近は郵送式の検査キットで
セルフチェックを行って、
「梅毒検査で陽性でした」
と、病院に来る人が増えているそうです
梅毒の急激な増加と風俗の関係…
梅毒がなぜここまで急激にどうかしているか。
様々な説があります。
2010年までは600人ほどで横ばいだったのに、以降、急激な増加に転じ、2015年には2000人を超え、2016年には
4500人を超え、2017年では7月末の時点で既に3000人を超える勢いです。
特に注目したいのは感染者の動向。
2010年までは80%以上の梅毒感染者が男性で、その半数以上が
MSMと報告されていました。
ここ数年の感染拡大で注目しているのは、若い女性、特に10代から20代の若い女性に爆発的に感染が認められると言う点です。
皮膚科の若い医師は梅毒の臨床経験がない医師もいて、感染に気がつかないケースも多いといいます。
だって、まさか目の前の親に連れられてきた女子高生が、梅毒に感染しているとは、思わないでしょうから。
なぜ若い女性にここまで梅毒が広がっているのか…
一説には「
ワリキリ」といった個人売春や、風俗関係の短期バイトが原因とも言われています。
では、梅毒に感染した客から移された?
理論的にはそうなりますよね
でも、もともと国内での感染者数は少なかったわけですから、ここまで爆発的に増加するというと、外から入ってきたと考えるのが自然ではないかと思っています。
実際、そのようなニュースも多く見かけます。
ワリキリを行った人も、そして利用した人も、感染している可能性は否定できません。
時期を見て、検査を受けること。治療を受けること(感染してからの期間によって
治療期間は変わってきます)。そして自分の体を守る為にも、大切な人の体を守る為にも、危ないアルバイトには気をつけることが大事ですよね。
梅毒は一度感染すると血液検査でバレルんです
梅毒は、1度でも感染したことがると
血液検査で必ず引っかかります。
TP検査といって、梅毒に由来する
抗体検査で陽性反応が出るためです。
TP検査で検出する抗体は、たとえ治療が終わっていても、感染した後は、陰性にはならないんですね。
そのため、治療判定は
RPR法の数値を見てチェックします。
そのため、1度でも梅毒に感染したことがある人は「郵送式の梅毒検査」を受けても意味がりません。
結果は「陽性」と判定されるからです。
1度でも梅毒に感染したことがあり、治療後にまた感染の不安が出てきたら、治療を受けた病院に再度通うなど、医療
機関で検査を受けることになります。