梅毒は感染報告の義務のある性病です。

感染がわかってから1週間以内に厚生労働省に報告する事になっています。

これは、個人を特定するものではなく、感染経路を特定して、感染予防、感染拡大を食い止める為に行う報告です。

ですから感染者はどの時点で梅毒に感染したのか、ヒアリングもあります。

梅毒はとても感染力が強い性病で、感染率は30%。これだけでもかなりの高確率ですが、感染力の高い梅毒1期、2期はさらに感染しやすくなります。

たとえコンドームを着用しても、コンドームで覆われていない部分の皮膚が接触することで感染率は跳ね上がります。

ただ、昔と違って治療方法も確立しているので安心してください。

梅毒は以前は死の病といわれていましたが、ペニシリンの発明で治療できるようになりました。きちんと治療する事で治癒できるということですね。ただし、発見が遅くなればなるほど治療期間が長引いたり、完治が難しくなることもあります。

病院で感染が確認されると、梅毒の感染拡大予防のために、場所、性別、など感染経路に関するヒアリングも行われます。

梅毒の場合、状が全く出ない無症候梅毒もあるので、不安行為があったならば4週経過後くらいに検査を受けて置かれる事をオススメします。

郵送式の検査キットでしたら、梅毒の検査費用は4000円前後くらいです。(できればHIV検査も受けて置かれるといいですよ)