ばれなきゃ基本的にそれは罪にならないし、罪だと分かっていてやることはばらさないでしょ。つまりはそういうこと。


先生に集中してない練って怒られて、ついでに大人気ないし作家としてじゃなくて普通の人間として評価しちゃだめって言われた。君は女を馬鹿にしてるね、と確信めいたことを言われてもそうですねとしか返せなかった。女を馬鹿にしているんじゃなくて、自分の女としての嫌らしさに反吐が出て仕方ないからダメなんですと言いたかった分は黙って煙と一緒に吸い込んで吐き出す。自分の理想的なタイプはもしかしたら自身なのかもしれないと思ったらどうしようもなく泣きたくなって空を見上げた。




許すことは愛することだった。
なのに、愛することは許すことはじゃなかった。



秋は降り積もって夕暮れになるから早くおやすみ。こわしてつくりなおしてあげるから。