もうなんだか疲れてしまったな。

ばかみたいに眠いのに寝れないのも、期待しないフリしてどこかで期待しているのも、終わらない仕事に延々と喘いでいるのも、変わらない関係を望みながら本当は全部わかっていたのを後悔していることも。
気づくことは真っ逆さまに落ちることなのだ。落ちて落ちて、落ちたら底はない。答えなんて求めるだけ損なのに、延々と他人の不幸を願ってしまう。


一番にできないくせに、一番にしてほしい。二番はもう嫌だ。なのに、ほしいと駄々をこねるのがみっともなくて、じっと抱き枕にすがっている。


ただただ仕事が趣味になる。ひとりでいたくないから、空っぽにならないようすがるだけ。そのせいで、尚更一人で生きていけるようになることも、それが呪いであることも、全部わかっているのにね。



ここ数ヶ月、月末の楽しみだったお酒の席もなくなるから、本当にひとは孤独なのだと宇宙に説きながら、ウイスキーを飲み干した。