lineのその画像も、Twitterのそのアカウントの名前も

どちらも、まだ、そのままにしてくれているのだな

もうそんな記憶すらわすれてしまったのか、変えるのが面倒くさいかのどちらかなんだろけれど

もうきみのなかにはわたしは居ないのだろうし

きみ以外は何一つきみではないのに

たかがそれだけのことに、ぎりぎり、何よりも救われているのだ

情けないくらいほっとしているのだ

消されていたらわたしもわたしを消していた

好きが口からドロドロ垂れて落ちていく

とどかない、とどけられない