チェックメイト




必死な人を見ていると、やはり心にくるものはあって

でも、その必死さがどこから来るのか、前向きなものなのか後ろ向きなものなのか

それによって、感じるものもかなり変わってくる


結婚式が終わってからこっち、きょうだい三人ともまともに連絡がつかなくなって

今、彼女はどれだけ気が狂いそうなことだろう

メールも電話も、私は何一つ返さずにいる

怒り狂っても、責め立てても、駄々をこねても

今までと違って、ぱたりと反応が途絶えてしまったのだから

それはとても苦しいし、寂しいし、裏切られた、見捨てられたように感じるだろう


死に物狂いで繋ぎ止めようとしている人、助けてくれと泣き叫んでいる人

無視するのは、中々にくるものがあるね


ごめんね、という気持ちと

ざまあみやがれ、という気持ちと

可哀想なひとだな、という気持ちと


今までの私なら、安心させるためにちゃんと連絡を返していたけれど

もう、それはしちゃいけないんだよな

たった一つでも返したら、全部全部、無駄になっちまうんだ

私たちに、救いを求めてはいけないのだ

そんなんじゃあ、いつまで経っても、彼女はここから抜け出せないままだ

どちらにせよ、死ぬまで抜け出せないのかもしれないけどね

可哀想だな

可哀想だ

なんて可哀想なのだろう

可哀想なひとは、見たくないし、聞きたくないよ

だって彼女には救いが無いんだ

救いがないひとを見ているのは、こっちが死にたくなる

あなたもしあわせになりたいだけなのにね

叶えられなくてごめんね

痛いな、痛いな

痛い、けど、ちゃんと引き受けるのだ

きっと死ぬまでわかってもらえない

きっと死んでも手に入らない

そんなら、せめて、誠実に、潔く


近いうちに自殺未遂とか起こるのだろうなあ

運がわるければ、本当に死んでしまうかもしれないよなあ

ぜんぶぜんぶ、ちゃんと、わかっていたよ。わかっている

一つ駒を動かせば、どう転んで何が起こるかなんて

家族だからね

9214




昨夜、姉からきょうだい宛にメールが来た

その内容がちょっとアレだったので、すぐに電話した

ちょっともう限界だわ、泣いているような明るい声で言われて

そうだね、もう、終わりにしようか

そう思った


それから、きょうだい三人で最終的な意思確認をした

兄からも

もう良いのではないか。それぞれ、自分達の生活を最優先にするべきと思う

綺麗さっぱり縁を切る覚悟で臨んだほうが良いんじゃないか

そう返してくれたので

個人的には待ってましたとばかりに「それじゃあ切り込み隊長は私がやる」と二人にメールした


今朝、会社に向かう電車の中で

先日したためてから何度も読み返して、修正して、私の中で考え抜いたメールをきょうだいと父親宛にメールした

私が生まれてから、今日で確か9214日目みたい

9214個、綺麗に並べたドミノ

やっと今日、倒せました


父親から、謝罪の言葉と、もうその話はしない、でも母の寂しいという気持ちだけは理解してやって欲しいという返信が、写真と共に送られてきた

「わたしに子供はいない」

ふーん、そう思ってくれるなら良かったな

としか感じなかった

いつものことだし、なんだか滑稽でくすりと笑ってしまった


理解してやって欲しい?

死ぬほど理解しているから、今日まで必死に耐えてきたんだ

死ぬほど悩んで、死ぬほど泣いて、死ぬほど周りの人達に支えてもらって

今日まで、何一つ言葉にせずに生きてきたんだよ

おさまりの良い言葉だけを必死で考えて、形にして、ありったけの想いと共に渡してきたんだ

でもそれももうおしまい

大好きで、愛していて、ただしく愛されたいと願い続けた、憧れの「仲の良い家族」

もう、そんなものはちゃんと諦める

どんなに欲しくたって、手に入らないものは入らないんだよ


ただしく一人になったのかな


今年の年末年始は一人でゆっくりしようかな

旅行なんて良いかもしれない。お金があればやけどなあ


写真が真横になってる気がするけど、ご愛敬


ずっと見守ってくださったり、励ましてくださって、ありがとうございました

やっと、これで何もかも無くなった

ひび割れた声で




家族のこと


たのしい内容じゃないので、苦手な方は気をつけてね


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.




lineのその画像も、Twitterのそのアカウントの名前も

どちらも、まだ、そのままにしてくれているのだな

もうそんな記憶すらわすれてしまったのか、変えるのが面倒くさいかのどちらかなんだろけれど

もうきみのなかにはわたしは居ないのだろうし

きみ以外は何一つきみではないのに

たかがそれだけのことに、ぎりぎり、何よりも救われているのだ

情けないくらいほっとしているのだ

消されていたらわたしもわたしを消していた

好きが口からドロドロ垂れて落ちていく

とどかない、とどけられない

おさえつけてあの木に縛るの




川を見ると、とりあえずウヒャーイって飛び込みたくなる衝動に駆られて妙な気持ちになる

めっちゃハイテンションで「ウヒャーイしにてえー!!!」みたいなそんな感じ

変に躁状態が続いてて、浮き沈みの激しい身としてはわりと珍しい

生きなきゃ!!!しにたい!!!

好きな人達や好きなことで埋め尽くしたい!!!誰にも何にも関わりたくない!!!

毎日がハイでたのしい!!!身体グチャグチャに切りつけたい!!!

を、ぜんぶひっくるめたまま、常に常に躁状態


誰かとの約束をハイテンションで自分から取りつけるのに

どこかで嫌だ嫌だ嫌だと全力で拒絶する人がいて

でも本気で楽しみに思っている人もいて

なにがなんだか訳がわからなくてとても混乱してしまう

そして地味につかれる


わたし、自分や周りが思っていた程には、誰かに尽くしたり気を遣うことが好きではないのかもしれない

元々が、自分のことしか考えてないクソ捻れ曲がった性格のこどもだったから

本来の自分に少しずつ戻ってきたのかもしれない

まだまだ変に気回したりしてしまうこともあるけど、それもその内無くなるのかなー。一気に友達いなくなりそうだなー

脇腹いてー

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