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三成と♀主





せっかくなんで、三成夢擬きも。
サイトに再録する時にはちゃんと名前変換にすると思うけど。














「…―――」

冷々と響く耳通りの良い声で呼ばれる自分の名前に身が竦む。
枕から頭を上げられない此方を見下ろすのは、女の身からしても羨ましいぐらいに整った綺麗な顔。柳眉、と呼ぶに相応しい細く優美な眉を顰めて向けられる視線には咎戒の色を含んでいると思え、とても真っ直ぐには見詰め返せない。
ぴしりと伸びた背筋で端座する姿も、こうして起き上がれずにいる今、どうしても負い目を感じてしまう。
「何故こうなる前に身体を休めずにいたのだ。己の体調すら把握出来ぬ程愚かとはな」
「も、もうしわけ、」
ありません、とは接がせてもらえなかった。
三成さまの重たい溜め息が胸に突き刺さる。
「…いや、有事の際とはいえ、お前が多少の不調を押しても無理をすると読めず、こう悪化するまで気付かなかった俺の責任でもあるか」
「そんな…っ、」
自分自身の管理を出来ず、少しぐらいの気怠さは大したことではないと甘く見て戦場に立ったのはわたし。
結果、戦果を上げることは出来たけれど陣に引き揚げたところで気が緩み、その後熱を出したのもまた、わたし自身の責だ。
勢いよく首を振ろうとしたところ、再び三成さまの声で遮られてしまう。
「俺の預かる全ての兵は秀吉様の財産、一兵足りとも無駄に生命を散らす事など赦されん」
「…は、…い」
頭ががんがんする。胸が痛い。
戦場で足手纏いとなれば、自分のみならず味方に損害を与えることと同じ。
何よりそれが、三成さまの責となるなどあってはならない。咎められるのは当然のことだけれど、本気で落ち込んでしまう。熱のせいで狭い視界がじわりと滲んで用を為さなくなってきて、わたしは何度もまばたきをした。泣くなんて、もっと許されるはずがない。
震えるな、と自分自身に言い聞かせ、言葉を紡ぐ。
「…もうしわけ、ありません」
溜め息の代わりに降りてきたのは、体温の低い三成さまの手だった。
熱を持った額に添えられた手はひんやりと気持ちよくて、瞼を下ろすように促す動きは優しくて、わたしはちょっとぼんやりしてしまう。
「三成さま…?」
「――お前に倒れられては、俺も調子が狂うのだよ。早く病を治し、傍らに戻れ」
「………っ」
囁く声音は柔らかくて、逆に体温が上がりそうだったけど。
なんだか、すぐにでも元気になれそうな気がした。













とりあえず、今日もちゃんと寝ますか。病み上がりは大事だよねとかいいつつ、プラチナデータがなかなか面白かったです。


添付は一応静雄さん。なんか5年後っぽいですが…っ。
パーツ増えたらまたいじってみます。たぶん。

っていうか、何で♂ボイスにデフォで純粋がないの! 生意気ボイスのヨシヨシとか可愛くないよー(泣)。もう早く配信してー!
あ。大太刀の攻撃が何だかすごい動きで楽しいですね。クロニクル、♀主しか使ったことなかったからなあ。

小ネタ(だれかかれかとヨシヨシ)





昨日はどうにか一日乗り切ったー。
熱下がらないぞー。いえーい。
ふらふらだったよー。ひゃほーい。

――そんな状況でも移ったら困るから帰れ!とか言われない辺りで推して知るべしって感じの環境だよね。
まあ、倒れなければ大丈夫(…)。
実際、今日はまあ、熱下がりましたしね。ありがとう、イブ。風邪薬より効いたよ。夜中に35.3まで下がった時はどうしようかと思ったけど!下がりすぎィ!
あ。今は平熱です。今日もへんにょり乗り切ったよー。がんばったー。


でもって、ようやくゲーム出来るねー。やほーい。しかし、ふらふら中浮かんだので小ネタでも。














その日三好は、朝から様子がおかしかった。
真っ赤な顔。潤んだ瞳はぼんやりとしていて、いつも機敏な動作もどことなく気怠げ。授業中、教師に当てられても気付かず、隣の席の帝人に促されて漸く反応出来たぐらいだ。


「――なあ、ヨシヨシ?」
「………」
「おーい、こらー。聞こえてるか、ヨシヨシ!」
休み時間。広げっぱなしの教科書やノートを鈍い動作で片付けてる最中に顔のすぐ前で手をぱたぱた振られ、三好はびくっと肩を揺るがせる。
「……あ。きだくん」
辿々しい口調は完璧な鼻声で、いつもより高く響く分どうにも幼げだった。緩慢な仕草で見上げられ、正臣は苦笑を溢す。
「お前、調子悪いなら無理しないで帰れよ。顔、赤いってゆーか真っ赤だぞ」
「……ん、へーき」
「いや、全然平気じゃないよね三好君。絶対熱あるよ、その顔」
「…無理、しないで下さい。倒れたりしたら、大変ですから」
途中から加わった帝人と杏里の声に三好はゆっくりと顔を上げ、ちょっと困った顔で微笑んだ。
「…だいじょうぶ、……バイトもあるし」
「アホか」
どう考えても見るからに限界っぽいのに聞き分けのないことを言う三好を正臣は平淡な声でばっさら切り捨て、腕を掴むと強引に立たせた。それだけでふらつく細い身体に本気で呆れる。
「放課後まで保健室で寝てろ。送ってやるから」
「…だいじょうぶ、」
「お前の大丈夫は信用しねーからな」
「そうだよ。三好君、自分の事じゃ頼ってくれないんだからさ。ほら、掴まって」
「…え、」
「って訳だから、杏里。悪いけど先生来たらヨシヨシの事言っといてくれるか?」
「はい」
三人掛かりでは反論一つさせてもらえない。というか、もう頭が働かなくなっていた。
両側からの支えで席から離されながら、三好はちょっと振り返って杏里を見る。
「…ごめん…」
「謝らないで下さい。それより、無理しないでちゃんと休んで下さい。…三好君がそんなだと、心配…です」
「…そのはらさん……、ありがとう」

霞むような笑顔を向けられた瞬間に跳ね上がったのは、胸の鼓動か罪歌の愛を囁く聲か――よく分からない気持ちで杏里は指先に熱が灯ったように熱い掌を握り締めた。








「……ごめんね、めいわく」
「別に迷惑とかはしてねーよ。ただ、無理すんなっつってんの分かれよ」
「うん、…園原さんにも…あんな顔させちゃだめだよね」
「え!?」
「わらってた方が、…ぜったい、いいし」
「え、ええと? 三好君って…まさか…」
「いやいやいや、…熱あるヨシヨシは凶悪だな……」




38℃



放課後、約束通り正臣に付き添われて歩く帰り道。
一眠りして何となく怠さも軽くなった気のする三好はそこはかとなく申し訳なさそうだった。
荷物は持ってくれてるし、ちょっとふらつけば支えてくれる。助かる反面、心苦しくもあった。
それに――。
「…あの、やっぱりバイト…」
「あのなあ、ヨシヨシ。お前は今、どこをどう見ても風邪なんだよ。顔とかすげー赤ぇ訳よ。身体も超あちーの。しかもまともに真っ直ぐ歩けてねえのに、いい加減にしろよ」
「…う…」
言葉に詰まり、視線を逸らす親友を軽く睨み付けた後、正臣はやれやれと言いたげな溜め息を吐き出した。
「そんなにシフトの穴気になるってなら、代わってやるよ俺が」
「…え!?」
「今日のバイトって、あのコンビニだろ? あそこの店長顔見知りだし、レジ打ちなら経験あるから、まあ事情話せば大丈夫だろ」
「…きだくん、ほんと顔ひろいね…」
「おう、褒めていいぞ」
「ん、すごい………、じゃなくて」
そこまで甘えられない、と頭を振りかけた時。
「――三好?」
前方から低い声音に呼び掛けられた。正臣はちょっと呻いたが、無視も出来ないと足を止める。
「…しずおさん…」
明らかに力のない声と真っ赤に染まった少年の顔に、現れたバーテン服の青年は眉を寄せた。
「熱あんのか?」
大丈夫です、などと三好が信憑性のない強がりを紡ぐより早く、正臣が赤毛の頭を軽く叩いて頷いた。
正直あんまり任せたくはないし不本意だが、この際贅沢も言えない。
遠慮がちな少年が、何故かこの池袋の危険人物には流されがちなのは確かなのだし。
「そーなんだよ。風邪引いてふらふらしてんのに大人しく安静にしようとしないからさ。ちょっと手ぇ空いてるなら、ヨシヨシの事送ってやってくれねーかな。俺はバイト代わるから」
「きだくん…っ」
何か言い募ろうとした三好の言葉を聞かず、小柄な身体を静雄の方へと押す。ちょっとよろめいたところ、すんなり腕で支えられたのに大丈夫だろうと自分を納得させ、正臣は言った。
「あんたなら、その辺の柄の悪いのに絡まれたって簡単に返り討ちだろ。ヨシヨシ、今日は走れねーだろうからさ」
静雄が「分かった」と頷くのを見て、正臣は三好に笑いかける。
本当なら、ちゃんと休むところまで付いててやりたかったけど。
「ちゃんと、薬飲んであったかくして寝ろよ。じゃ、また明日な!」
「っ、きだくん…ありがとう!」


軽く手を上げて立ち去る同じ制服の背中を見送る三好の横顔を見下ろし、静雄が複雑な声をぼそりと落とす。
「…いい友達だな」
「はい。じまんの、友達です」
赤い顔を嬉しそうに綻ばせる、それが何故か見てられなくて。
――静雄は軽々と自分より遥かに小さな身体を担ぎ上げた。
「この方が早いだろ。しっかり掴まっておけよ」
「! じ、自分であるけますよ…っ?」


訴える声は風に紛れ、景色はぐんぐんと加速する。
強制的な休息はすぐそこまで近付いていた――。














という訳で私も寝る。
あと三成の小咄とあったんだけどなー。



くろかんと♀主




ねーれーなーいー…(泣)。なので官兵衛殿夢擬き。

ってゆーか、何でくろかん…? 書いたことないのになあ。
たぶんこれも熱のせい。






















あついのにさむい。
身体がだるくて重いのに、頭の芯が妙に冴えてねむれない。


「ねむらなきゃ、だめなのに…」
熱の籠った吐息の中、呟いた言葉は酷く掠れていた。
体調を少しでも戻さなければ明日の戦に支障が出てしまう。それは自分のみならず、味方にまで悪い影響を出してしまうこと。
戦場でのやり取りは命のやり取りだ。
本調子じゃないせいで足を引っ張り、大切な仲間を危険に晒すわけにはいかない。
―――こんな戦乱の、切迫した状況下で情けない。
己への憤りで、閉じた瞼と布団の中で握り締めた手に力が入った時、ひんやりした固い何かが額に触れた。

「…な、に?」
ごほごほと咳き込みながら確かめずにはいられなく、どうにか目をこじ開ける。
眉間に深々、谷底みたいに刻まれた万年皺。人の顔色を通り越して青白い肌の色。ものすごい怖い顔の軍師殿がそこにいた。
ひ、と
喉が鳴ったのぐらいは多めに見て欲しい。


「…か、かん…」
「何をしているのだ、体調管理も出来ぬとは天下人の一軍に名を連ねる者として恥を知るがいい」
叱責された。
へこんだけれど、本当のことだから反論もない。
自身の喘鳴に掻き消されつつも謝罪を紡げば、畳を何かが滑る、擦れた音がした。
首を倒して見れば、小さな丸盆に湯呑みが一つ。
「……?」
何だろう、と思っていたら鼻を摘ままれ、湯呑みの中の液体か一気に喉へと流れ込んでくる。
どろ、とした液体は飲み込みにくく、溺れるんじゃないかとぞっとしたが―――それほど量は入ってなかったのが幸いして呼吸は何とか繋がれた。めちゃくちゃ噎せたけど。喉痛い。
「…な、なにを…っ」
するんですか、と言い切る前に掌だけで制止された。
涙目で不満を訴える私を、怖い目付きを更に鋭くして官兵衛殿が見る。
「…かなり苦い薬湯だったが、味覚を感じられないとは重症だな。己の未熟を悟るならば、ともかく身体を休め明日までに治すが良い」
言いたいことだけ告げ、その人はさっさと部屋を出て行ってしまう。


―――独り残された部屋。わたしは何とも言えない気分で瞼をおろした。





鬼の攪乱













よし、寝よう。じゃないと明日ここは地獄だ、最高だろ?って言うはめになる。




小ネタ(臨也とヨシヨシ)

何か今書いてる文章、小ネタのつもりが長くなっちゃったので、久しぶりにショート文章なバトン拾ってきてみた。私、この方の台詞お題好きだなー。
概要は下で。



と、拍手などありがとうございます!
お返事は明日させていただきますね。






これから書こうとする長いお話はどれも情報屋さんと向き直らなければならないのに、そういえば最近書いてなかった気がして。
ちょっと練習も兼ねての臨也とヨシヨシのお話。








ブラインドの隙間から注ぐ陽光に、長く整った指先が弄ぶナイフが冷たい輝きを弾く。大きな窓の外、格子を連想する縦長なブラインドで区切られてはいても秋晴れの青空を背負うには相応しくない、あまりに物騒な玩具だ。
黒衣の情報屋の手の中で踊るナイフ。別に切っ先は僕に向けられる訳でもないけれど、よく切れそうな刃先に宿る光に背中をひやりとしたものが走る。たぶん、それは表情にも出ていたんだろう。
頬を強張らせた僕を暗紅色の双眸を細め見遣って、窓辺に腰掛けた臨也さんが嗤う。

「『死は平等に訪れる』っていうけどさ、それはつまり…死、以外は何ひとつ平等なものなんて無いって事だよね」
問い掛けなんかじゃない、断定的な口調だった。
…そう。いつだって現実は不平等だ。幸せも不幸も、大きかったり小さかったりで他人を嘆いたり羨んだりする。
傷ついて、失くすものばかり、手の中に何かを掴んでいる実感すら持てない人たちだって沢山いるだろう。
幸も富も均等に配分されるわけではない、不公平な世の中。
抗うことの出来ない、どうしようもない時の流れだってある。
――でも。
喉元を締め付けられるような息苦しさと、寒気にも似た感情から肌が粟立つのを感じながら、それでも僕は彼から目を逸らさずに口を開く。
「…そうですね。でも、だからこそ自分の意思で、…自分の持つ力で、幸せを得ようと努力できるんだと思います」
願いや、希望や、――救い。
それは望めば力になり、また、誰かへの想いとなって心の礎にだってなりうるはず。
「平等じゃないからって、絶望する要素じゃない。それは大きな可能性が誰にでもあることだって、僕は、思います」
真っ直ぐに言い切った僕を見て、臨也さんは薄い口唇をつりあげた。
「可能性、ね。相変わらず、夢見がちな甘い事を言う」
堪え切れないとばかりに笑いながら、彼はナイフの刃先を畳む。
「じゃあ見せて貰おうか。この池袋の歪みの中、君が希望という可能性を引き寄せられるかどうかをね。精々足掻いてみるといい」


――楽しませてもらうよ。

囁く声音に、僕は強く拳を握りしめた。











『台詞一つでショートショート』なお題バトン?


小説(ショートショート)用の、ちょっと特殊なお題バトンです。

文中のどこでも構わないので

「『死は平等に訪れる』っていうけどさ、それはつまり…死以外は何ひとつ平等なものなんて無いって事だよね。」

を入れてショートショートを創作して下さい。ジャンルは問いません。口調等の細部は変えても構いません。



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エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv
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回す人はいないので、お題に興味持たれた方はご自由に。
…私やっぱりバトンの使い方間違ってる気がするけど。


ねむれないよるに(谷田部とヨシヨシ)



カフェイン摂りすぎかなあ…(泣)











――だめだ、寝れねえ。


何度も開けては閉じるを繰り返し、すっかり闇に慣れてしまった目を谷田部は開いた。
普段ならこんなことはない。しかし、今日、もっとも気になる相手が自分のベッドを使って休んでいるかと思えば睡魔は遠退くばかり。寝返りなのか、衣擦れの音が暗闇の中に聴こえるだけで妙な動悸が起こる始末。
床に敷いた布団の上から飾り気ない天井を眺め、ため息を吐き出す。
朝までに一睡ぐらいは出来るのか疑問だ。

「…谷田部くん?」
小さな小さな、囁きにも似た控えめな声がベッドから聞こえ、谷田部の心臓を跳ね上げた。
「三好? 起きてたのか?」
呼び掛けつつ身を起こせば、三好の方もベッドに起き上がりちょっと困ったように微笑んだ。
「うん…何だろう、眠くならなくて」
「……そうか」
もう一つため息をつくと、谷田部は諦めた。
確実に自分と三好では眠れない理由が違うだろうが、眠気が来ないまま横になっているのもつらい点で一致している。
立ち上がって、部屋の電気をつけた。闇に慣れていたのは三好も同様で、二人は眩しさに顔をしかめて苦笑を交わす。
「寝れねえなら、仕方ないよな。…ゲームでもするか?」
「うん!」
楽しそうな笑顔と、二つ返事。
どきどきするのが自分だけでも、それだけで全部どうでもいいと思える。
安いもんだよな、と自分を笑って。
谷田部はコントローラーを一つ、三好に手渡した。



ねむれないよるに V



銃声が鳴り響くたびに谷田部の狙った敵は一撃で絶命していく。見事なヘッドショットに三好はたびたび感心の声をあげた。
素直な称賛は本当に嬉しいが、正直こんな状況下で縮まりはしない関係にちょっと情けなくもなる。
――ダチ。居心地がよく、都合のいい肩書きが心から憎らしかった。




♂♀



ふわあ、と。ゲーセンに集まった黄巾賊の間、たびたび大きなあくびをするのが二人。
黄色のバンダナを巻いた手がキャラメルブラウンのくせっ毛をぽふりと叩く。
「なんだよ、三好ー。随分眠そうだな?」
顔を覗き込まれ、少年はうとうとしながら目を擦る。
「きのう、ちょっとねてなくて」
「寝てないってさあ、昨日は谷田部さんとこに…」
「まさか」
「おいおい、谷田部よぉ…」
色めきたった仲間たちに谷田部が眉をつり上げつつ口を開こうとした、その前に三好が一言。
「うん。やたべくん、すごかったんだ。あさまで、」
「おい、三好!」
何、その嬉しいけど誤解されそうな言葉。
「谷田部さん、将軍に言い付けてもいいすかあ?」
「ヘタレのクセに、…まあ合意の上なら男を上げたって祝ってやってもいいけどよお」
「駄目、ゼッタイ」
「なんつーか二人で目ぇ赤くて寝不足って辺りでなー」
「最低」
「?」
何を言われているのか分からない態で小首を傾げる三好の隣、谷田部がぶるぶると拳を震わせた。
「………お前らなぁ! 分かってて言いやがってタチ悪いぞ、おいぃー!!」











ばかだなあ、って感じが落ち着く(ほめ言葉)。
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