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さよならじゃなく


三月ももう下旬ですね。
最近少し暖かくなってきたので、そろそろ春も近いのかなーなんて思っていたら、昨日に限って大雪です。
冬から脱出できるのはいつになることやら。

さて、卒業式の話です。
服装は袴と足袋なのに、雪に降られたおかげで、移動がこの上なく大変でした。地面びちゃびちゃ。
考えてみると、イベント事がある日っていつも天気が悪かったような。さすがに何か憑いてるんじゃないかと不安になります。
この記事は昨日書こうと思ったんですが、帰宅してからすぐにダウンしてしまい、こんな遅くに。

久しぶりに学校の友達と会いました。着物だとみんな雰囲気が違って見えますね。袴にもいろんな色があるんだと知りました。えんじ色かわいい。
早くも式のうちに泣きそうになってしまい、自分でも驚きました。先生方とお会いするのもこれで最後なんだなあと思うと、なんだか悲しくなってしまって。涙腺が緩いんですかね。別れ際、ゼミの先生に「今度はあまりぼんやりしないようにね」と言われました。頑張ります。

式の後は謝恩会。今度はみんなドレスです。半分くらいの人数しか集まりませんでしたが、仲がいい子もたくさん来ていて安心。
乾杯から30分もたつと、みんな酔いが回ってきたのか、飲み会のテンションに。先生方も交えてたくさんお話しました。ちなみにお料理はすごく美味しくて、若干食べ過ぎた気がします。さすがホテル。
少し残念だったのは、私がとくにお世話になった先生が不参加だったこと。体調不良だそうです。卒業式でものすごい咳をしていたので心配だったけど、大丈夫かな。まだ用事が残っているので、来週あたり会いに行く予定です。

お腹もいっぱいになったところで、早くも終了の時間に。別れって本当に苦手なんですよね。みんな進路はバラバラで、地元に帰るとかで遠くに行ってしまう子もいれば、明日には研修に旅立つ子も。他方では留学する子もいて。わりと家が近い友達もいるけど、新生活となればもう気軽に顔を合わせるのも難しくなります。そう思うと、なんだかしんみりした空気になって、酔いのせいもあってか、帰るころにはボロボロ泣いてしまいました。もう寂しくて寂しくて。卒業式はいつもそうなんです。また会えればいいな。

私も、来年度は新しい生活がスタート。今のところ不安しかありませんが、どうにか頑張っていきたいと思います。
拍手くださった方や閲覧してくださった方、ありがとうございました!

日々の非常口/アーサー・ビナード



話題:本の感想



書店で何気なく手に取った一冊。
エッセイはあまり読んだことがないんだけど、はじめの数ページをめくってみたらすごく面白かったので購入。

アメリカから日本に来て間もない時期、作者が体験した日本のアレコレについてを記したエッセイ集。作者の日常を通して、文化の違いや社会・政治問題まで、幅広いテーマを取り上げた一冊。

作者が異文化に触れて戸惑ったり、奥深い日本語の表現になるほどと感心したり。日本以外にスポットを当てた話もあり。読んでいて、思わずクスッと笑ってしまうような面白さがいっぱい。
一つ一つの話が短いのでさらっと読める。通勤通学の移動時間にぴったり。

日本人ながら、共感できる箇所がたくさん。
言われてみれば考えたことがなかった日本語の不思議や、英語にはない日本語特有の表現。長く日本にいるとなかなか気づかないような、外国人ならではの視点が面白い。

以下、少し内容に触れます。
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ひさしぶりに


中学の時の同級生と会ってきました。その子が地元を離れてから顔を合わせることもなかったので、実に2年ぶり。
「こっちは寒いね」って笑ってました。3月も半ばなのに雪が残ってるなんてね。そろそろあったかくなってほしいです。

一緒にもんじゃ食べてきました。お腹いっぱい。ふいー。
ちなみに初もんじゃでした。食べるのに手間取ってしまい、事情を話すと驚かれました。そりゃそうか。
美味しくてびっくり。その子は週2でもんじゃ食べてるそうです。すごい。

その子とは高校まではちゃんと仲良かったんだけど、大学に入ってからだんだん疎遠になって、連絡を取るのも2年弱ぶり。
でも久々に会ったのに、そんな感じはなく。成人式にも来なかったので心配してたけど、ちゃんと会話も続くし、変わってなくて安心。2年って長いのか短いのか微妙だよね。

いろんな話をしました。大学の話とか、恋愛の話とか。それと就活の話。
その話題が出た時は、もう来年だねーって笑ったけど、なんだか急に現実に引き戻された気がして。
今まで特にやりたいこともなく、なんとなくでここまで来てしまったけど、もうそれは通用しないと思うと、不安でたまらなくなります。
去年、就職希望者向けの合説にも出てみたけど、まだ先のことだと思って真剣に向き合おうともせず。周りには内定が決まってる子もたくさんいるのに、そんな実感がありません。こんなぼんやりした考えじゃ社会では通用しないよね。

そういえば、今日は思い切ってビールを頼んでみました。やっぱり苦い。一口飲んでちょっと後悔したけど、気合で飲みました。
調子に乗っていろいろ頼みすぎたせいか、帰るころには足元ぐらぐら。迷惑かけてごめんなさい。


それと、昨日拍手くださった方、ありがとうございました。こんな記事ばかりですが、今後ともよろしくお願いします。

昨日のはなし


原作に影響を受けて、今更ながらドラマ「青空の卵」を観てみた。
この作品に限らずなんだけど、なんだか、自分の頭にあるイメージと、映像ではっきり示されるイメージのズレに戸惑う。文章を映像化するのってこういうのがあるから苦手。なにか一文を見ても人によって想像するものが違うのは当たり前だけど、坂木についてはイメージが違いすぎてちょっとなあ。登場人物の印象が自分の中で美化されてしまったことも要因かもしれない。
それと、原作の地の文を演技で表現するのが役者さんなんだから、そのあたりをもう少し頑張ってほしいと思う。脚本や演出についても、ただでさえ放送時間が短いんだから原作の魅力をもっと引き出せるような構成の仕方はあったんじゃないか。しかも尺が短いせいで坂木が原作以上に女々しく見える。これはしょうがないか。坂木絡みで鳥井が動揺するシーンも、普段の鳥井とのメリハリがうまくつけられていないせいで、視聴者には彼の心の揺れが届いてないと思う。たとえ20分のドラマだとしても、そのせいで作品の魅力が半減してしまうのは残念。
そういえばなんで舞台をマンションから一軒家に変更したんだろう。栄三郎さんを出さない代わりに、その役割を鳥井の家にもってきたのかな。

偉そうなこと書きましたが、結局何が言いたいかというと、ドラマとか映画みたいな限られた時間内で、原作に忠実に作るのって難しいよねってことです。詰め込みすぎてはいけないし、かと言ってはしょりすぎても意味が通らなくなるし。 反対に間延びしてもいけない。
実写化が失敗に終わるのもたいていそのせいだと思う。逆に、作品が原作とまるで別物に仕上がったとしても、それは製作者の考えた、時間内で表現できる最大限の面白さだと考えると、その作品を見る目も変わってくるかもしれないよね。

自分でも書いててよくわからなくなってきた。
映像に詳しくない素人が口を出すのはお門違いなのかもしれない。

仔羊の巣/坂木司


話題:本の感想



タグを使うのは初めてなのでどきどき。
「青空の卵」に続いて坂木司連作第二弾。
今回もリーマン坂木くんとひきこもりの鳥井くんが活躍します。
読み終えた後ほっこりするのは相変わらず。やっぱり登場人物の心の揺れとか心理描写とかそういうのが上手い。でも坂木の心の綺麗さを前にすると、自分の心の狭さと性格の悪さが露呈する。なんだか複雑な気分。
前作に引き続いて巣田さんや栄三郎おじいちゃん、そして警官の滝本小宮コンビが登場。使い捨てのキャラクターを作らない姿勢からは、自分のキャラクターを愛してるってことが伝わってきます。個人的に巣田さんは好きなキャラなので出してくれて嬉しい。

以下、ネタバレと各章の内容について。
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