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夫のちんぽが入らない/こだま

偉い人に(無理矢理)貸してもらった手前、感想を言わねばならない状況になりました。
半分くらい読んだときと読了した感想が真逆なので、半ばで投げようとしてる人はとりあえず最後まで読んでみたら案外いけるかもしれない。

壮大なネタバレを含みます、ご注意ください。
追記から。
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息抜きすぎてどっか飛んでいきそう

話題:本の感想

勉強の息抜きに長野まゆみ作品を読んでたら、ページの端っこに書き込みを見つけました。日付だろうけど、なぜここに。ちゃんと書店で新品買ったんだけどなあ。

それにしても、長野少年はどうしてこんなに美しいんでしょうね。初期の長野作品、ほんと好きです。天体議会の水蓮がイケメンすぎて読み返して悶えてます。(書いてて思ったけどこういう俗っぽい表現が面白いほど似合わない…)
ひさびさなので内容はうろ覚えだったけど、『変わり玉』の章の例の場面は覚えてました。インパクトありすぎ。
ドラマCD版もキャストぴったり。水蓮と銅貨のキャスティングが逆でも違和感ないかもしれない。
長野作品は現実逃避に向いてますね。いい意味で。
後でちゃんとした感想書きたいなあ…。

息抜きと言いながら2冊読み終えてしまった。うわあ。
勉強しよう。

宮沢賢治のレストラン


話題:本の感想

感想ってほどでもないけど、久々にタグ使ってみる。
研究室にひっそり置いてあったので、ちょっと借りてきました。いつも思うけど、こういう一般書って先輩が寄贈してるんだろうか。

賢治の作中に登場する食べ物について、作品の内容にも触れつつ紹介しています。
まだ最初の部分しか読んでいませんが、賢治の作品ってけっこう食べ物がいっぱい出てきてるんですね。
『注文の多い料理店』とか『やまなし』は有名。小学校の教科書でもおなじみです。
語りかけるような文章と、可愛らしい挿絵。これから読むのが楽しみです。

そういやクラムボンっていったい何なんでしょう。
今までに何度か話題に上りましたが、プランクトンだとか泡だとか、いろいろ説があるみたいですね。
小学校ではクラムボンってかわいいよねーくらいしか思わなかったなあ。考えてみると面白いです。

余談ですが、『グスコーブドリの伝記』のグスコーブドリ、作品を読むまでずっと鳥のことだと思ってました。
グスコーブ鳥って品種があるのかとばかり…バカがばれますね。

私たちが星座を盗んだ理由/北山猛邦


話題:本の感想



ものすごく久々に本の感想です。
表紙とタイトルに惹かれて買った本。
北山さんの本は「踊るジョーカー」を本屋で見かけて気になっていたけど、実際に手に取るのは初めて。どちらにするか迷った末に、最近文庫化したらしい本作を購入。

一言で言うと、救いがないふわふわした話が5つ。
ふわふわしているのに薄暗い感じが好みでした。メルヘンで童話的かと思ったら、どことなく都市伝説的な雰囲気も。
全体的に重い話が多く、どれをとってもビターエンド、もしくはそれ以上。好き嫌いは分かれるかもしれないけれど、ラストの美しさは秀逸。
ひとつ残念なのは、だいぶ手前からオチが読めてしまう話があるところ。たぶんこうなるんだろうな、と思っていたことがそのままオチに書いてあると、なんだか拍子抜けする。意外性は薄いような印象。
お気に入りは「妖精の学校」と「終の童話」。どちらもメルヘンな雰囲気だけど、話のテイストは少し異なる二作。素敵な話です。

ちょっと愚痴になりますが、「私たちが星座を盗んだ理由」について感じたことをひとつ。
そのままの流れで行くとインパクトに欠ける、と思うのは分かるけれど、ラストの展開が乱暴すぎるように思えた。これといった伏線もないのに、ただ壊せばいいってものじゃないでしょう。これなら多少無難でも普通のいい話で終わってくれた方がよかった…。そこが少し残念。
でも他のお話はすごく好きです。著者の別の本も読んでみたくなりました。

秋の牢獄/恒川光太郎


話題:本の感想



短編集を探していて見つけた一冊。久々に読了したので感想を書いておきます。
短編3作収録。全編を通して、幻想的で美しい雰囲気。ダークなところもあり。恒川さんの本は前に二作読んだけれど、やっぱり独特の世界観に引き込まれます。気づけば話の中にどっぷり嵌っている。

日常ではありえないことに巻き込まれつつも、冷静に自分の置かれた状況を分析する主人公たち。彼らのどこか達観した考えを見ていると、作者が書く主人公の適応力って半端ないと思う。
幻想的だと思っていたら、ときおり人間臭さが顔を出す。そんな微妙なバランスが素晴らしい。

以下、各話のあらすじと感想。少しネタバレあり。
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