宮沢賢治が気になる中村です。
彼の語り口はとても優しいけれど、畏ろしい。なんでだろね。小学生の時は気付かなかったけれど、今に思う。素朴なものってなんでも、奥や魂胆が見えないからこわい。青空文庫という有難い機関のおかげで、簡単に読める幸せ。簡単過ぎると幸せの価値が不透明になる。なんでもかんでも合理化するのは良くない、って言ったのは父。半分私の言葉。


ところで、良いタイトルってそれだけで想像力掻き立てられるね。

腑抜けども悲しみのあいをみせろ
人のセックスを笑うな
冷静と情熱のあいだ
限りなく透明に近いブルー
潜在異色

こんなタイトルが好きです。
シンプルなものより長ったらしく、普通ならその単語同士はくっつかない異色感がもの珍しくって。

あと、井上陽水の氷の世界と
水戸華之介の青ひげの兄弟の店の
歌詞も不思議で好き。



今日も背中が痛い。おわり