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そうだ名座画だ





わたしを構成するもの


ちょっと ビイシキ という
ものが心に芽生えた。


何年ぶりやら。










































触って切って 酸素の中

村上春樹だ!と私の中で風が吹いたので読んだ。そもそものきっかけが「村上春樹とMacBook持ってスタバ行くけど質問ある?」のまとめで改めて村上春樹ってズルい存在だなあ(^-^)/と思ってよ〜し私もハルキストを鼻で笑ってやろう!と思うに至ったのだ。だけど困ったことに村上春樹の本は「納屋を焼く」以外に読んだことがないのでディスろうにもディスれないもので。昔から村上春樹はそんなに好きじゃない記憶だけがある。世間で良い評価されてるので期待して短編集読んだらそうでもなかった記憶が。残ってる感覚として薄膜のようにはっきりとしない薄黄色で古臭い登場人物。

で、家にあった「アフターダーク」(12ページで断念した跡が残ってた)に再チャレンジしたよ。最初の視点がまず謎で、それが最大の特徴だから我慢して消化せねばならない。それからファミレスで座る女の子の描写が詰まらなくて読むのを諦めた前回。


偶然友達もその本持ってたから感想言いたさに必死に読んだよ!大衆文と呼ばれるにもかかわらず私には合わないみたいでイライラしながら読んだ。台詞の曖昧な返しなんやねん!「そうともいえるしそうでないともいえる」とかさ!何度どっちやねん!と心で突っ込んだことか(^-^)/


帯のコメントと裏のあらすじと謎視点と姉の描写から、SFかと勝手に想像しながら前半を読んだ。喉元過ぎれば熱さを忘れるし文体のリズムに慣れたらイライラも消えて読みやすくなった。多分だけれど折り返し地点のページにたどり着くまでに登場人物に愛着を持てるまでに至ったからだと思う。
それからなんとなくゴダールの70年代の映画「たのしい知識学」をベースにしてるんじゃないかなあと勝手に思った。無理に解読しようとさせる強制力を制作側はあざ笑うような感覚が似てる。アフターダークは知識学よりもずっと浅いと思うけれども。


それから、友達のゆいちゃん
「ゆいこにはまだ早かった。これって妄想と現実を行き来してると思うんだけど、よくわからない」
と感想を言ってたので読み切るのが楽しみになった!


本読むとね、侵略したみたいで好きなんだよね。ページが進むのが好き。厚みを実感するのが好き。だから電子は好まない。




アフターダークは後半良かったけれど、結局なんだったの?ってゆうね。自分として後気味悪い。殴られた中国人も、中国語が喋れる主人公の為に出てきて殴られたわけで、なんで中国設定なのだろう?少女は殴られた影響は?ライダーを狂言回しにする為に?結局殴った犯人はなんだったの。答えはなかった。ぜんぶが抽象的で。ミステリーじゃないから伏線なんてなくって。意味を求めるにはツライ小説だった。




後々に活字中毒者にアフターダークとはなんぞや。って尋ねたら、あれは村上春樹らしくない変わった作風だからお勧めじゃないよ。と言われて変わりに短編集を教えて貰った。早速買って読んだよ。ファミリアだったかな。面白かったしペリエだしサンドウィッチだし精液出すだけの作業だし私が求めていた村上春樹だったので満足した。ファミリアは仲良し兄妹の話で若者なのに妙に古臭くって。
兄がゲロ吐いたからよかった。
幸せのパスタを拒絶。
その描写がなければフーンって感じ。




まるで御洒落な人の為に存在する文豪だ。




わたしには意図が理解できないや。
だから、ハルキストのおセンチな気持ちを笑ってやることしかできなくって。おわり








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