スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

fAke sTar

ホンモノってなんだ

われこそが本物

真実だと。

主張するものの集まり。

偽りや疑念がはびこる世の中。


すべてが

取り替えのきく代用品でしかない。

信頼も裏切りも

平穏も喧騒も


好きも嫌いも

色も形も

歌も書物も。


俺が俺じゃなきゃいけない理由も

ないんじゃないの?

絶対理由、絶対動機。

そんなもの。

ないんだよ。


俺よりもすべてが上回る

俺よりももっと影響力のある

そんな人はくさるほどいる。


上書き保存をくりかえされた
ワードファイル

まるで街角のポスター。


貼る電柱すら

その街すら


代用品





ego-iZm

久々の浮上。

一人感情の濁流に呑まれ

深海の奥底に沈んでいた。


真冬の魚達のように

海底で身を潜めるように。

海底はただひたすらに暗黒が続いていた。

暗闇の中で黒を探しだすように

「答え」が見つからなかった。


久々に水面まで泳いで来れたのは

「もう一つの夢」

のおかげ。



地上の風は心地よく

またこの季節が来たのかと

あれからどれくらいの時がたったのだろうと思い馳せる。



この世界に来てもう五年。


モラトリアムの終わりを憂いだあの春は

遠い昔のよう。



五年。。。



0歳の子も

それなりに歩き、話せるようになる。


四季は五度巡り、街の景色も変わる。

人の波もその色を変え、

慣れ親しんだ建物も雑踏も。

そのカタチを変える。



その腹に大きな腫瘍を抱えた金魚のように、重い体でなんとか泳ぎ、限られた空間を限られた命で泳ぐ。



今の話をしよう










今俺は

とある一言を言い放った。


「俺との関係を犠牲にして、家族を守れよ。」




その家族を助けるために

今一番の最善は

俺が犠牲になることだ。



ノーリスクで

全てが残る旅なんてない。




俺はもうやるだけのことはした。

だからちょっとくらいは

好きに生きたっていいはずだ。


もう何が愛で

何が情かわからない。


そりゃ夢にもすがる。


幻想にも思い馳せる。




手を伸ばせば触れられる

その夢が。

どこかへ消えてしまわないか。



今はただそれだけが怖い。


<<prev next>>